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献立の救世主!? 手軽に野菜が摂れる「スチームベジ」が簡単すぎて半信半疑で試してみた結果 → スイマセンでした

2024年8月23日

暑いね〜。こうも暑いと台所に立つのが億劫で仕方ない。素麺ひとつ茹でるのも一苦労、まして手の込んだ料理なんて無理!!!

……と思っていた矢先、何やら面白そうな商品を発見した。なんでも電子レンジ一発で「味付き温野菜」が作れるというのだ。

本当だとしたらありがたすぎる話である。手間も時間も要らず味付けまでしてくれて、手軽に栄養も摂れてしまう。

……が、本当にそんなうまいこといくのだろうか? 温野菜なんて「丁寧な暮らし」の権化みたいな料理である。電子レンジでは火の通り方や味付けにムラが出たりするんじゃないの?

というわけで買ってみた。



正式な商品名は「スチームベジ」で、ラインナップは「レモンハーブ」「魚介ガーリック」の2種。

この袋の中に、切った野菜を入れてレンジでチンするだけで、それぞれの味がついた温野菜が出来上がるらしい。ということは洗い物すらナシ。恐ろしい子。


入れる野菜はけっこう自由度が高そうだが、約300gという指定があるっぽい。あと、やはり切り方の指示は色々あるようだ。詳しいことは商品の公式ページを参照されたし。

百聞は一見に如かず。作ってみるとしよう。



・手順

今回用意したのはこれらの野菜。

・大根
・キャベツ
・ズッキーニ
・ホワイトアスパラ


まずは「レモンハーブ」のほうで試してみよう。


袋の封を切り、こんな感じで何やら液体が入ったところに……



野菜を入れて、



調味液が行き渡るようにちょっと振る。



600Wで4分10秒レンチン!



で、あとはもうこれをお皿にあければ……



・完成


マジであっという間に出来上がり。作業らしい作業といえば野菜の重さを量って切ることだけ。今回のように複数の野菜を使う場合、計300gに合わせるのだけ ちょい面倒だが、それくらい安いもんである。

こんな手間で本当にできてるのか? と思いきや……できてるよ。レモンと言っても酸味はキツくなく、まろやかな味で野菜の甘みがよーく引き出されている。



特に面白かったのが大根。7〜10ミリ角くらいの拍子木切りにしたら、浅漬けよりちょい柔らかいくらいのカリッと食感。レモンの風味と合わさって、よくある漬け物の「ゆず大根」みたいになっていた。


・どこまでいけるのか

実力が分かったところで、今度はこの商品の限界が気になってきた。これって固い野菜とか冷凍野菜とかもいけるんだろうか? と公式ページを参照したところ「解凍後、ご使用ください」とのこと。



というわけで「魚介ガーリック」のほうは、冷凍ブロッコリーに、固い上に加熱ムラも出やすそうなじゃがいもと、これまた固そうな人参で挑戦だ!



200g入りの冷凍ブロッコリーは、まるごと解凍して水気を絞る。じゃがいもは7mm角くらいの拍子木切り、人参は5mm程度の半月切りにしてそれぞれ50gずつ袋の中へ。



シャカシャカ振ってレンジの中へ。4分10秒600Wで、行ってらっしゃい!

さあどうだ!



・余裕でウマい


じゃがいも、完璧。お見それしました。ホックホクで最適な火の通り具合。魚介ガーリックの味とよく合っている。

人参も合格。コリっとした歯応えは残しながらも固くない。ただちょっと風味に生人参っぽい香りが感じられたので、苦手な人はもう少し薄めに切るが吉。



ブロッコリーもいい。なんてったって魚介ガーリック味との相性がバツグンである。……が、食感はかなり柔らかめだった。筆者はくたくた野菜も大好きなので美味しくいただいたが、しっかりした歯応えが欲しい人は生ブロッコリーを使ったほうがいいかも。


・しっかりできてた

一瞬でも疑ってスイマセンでした。


さすがに蒸し器で蒸した時と全く同じ食感とはいかないし、固さの好みによって切り方に多少の調整は要るかもしれない。が、どの野菜も「生で固くて食べられない」なんてことはまったくなく、加熱や味のムラに至っては皆無だった。

というか「レモンハーブ」も「魚介ガーリック」も味が良い。このまま食べてもいいが、パスタやパンの上に乗っけたりしても美味しくなりそうなオシャレな味であった。

料理作るのめんどくさい……でも栄養は摂らなきゃ……なんてときに試してみるのもいいかもしれない。


参考リンク:エバラ「スチームベジ」
執筆:砂付近
Photo:Rocketnews24.

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