北海道から鹿児島まで回転寿司を食べ歩いている私(中澤)。ただ単に、回転寿司が好きで何か食べる時に選びがちってだけなんだけど、気づいたら全国的になっていた。好きこそものの上手なれ。

というわけで、千葉県木更津でも港の目の前にあった見たことない名前の回転寿司に入ったところ……地元民であふれ返っている

・地元民に人気

その回転寿司の名前は『やまと』。木更津港と道路一本挟んだだけの立地で、駐車場から船が見えているのがなんとも雄大だ。まあ、漁船ではなさそうだが。

聞いたことない名前だけど、看板によると活魚問屋直営の回転寿司である様子。くしくも時間は13時。何も食べておらずお腹も減っていたのでフラッと入ってみたら……

60分待ちだった。お昼時をちょっと過ぎてるけど店内は地元民でいっぱい。どころか、私が受付している途中にもあっという間に後ろに客が並んで、あふれかえっていると言っても過言ではない。大人気だ。

・グルメ回転寿司

その波に流されるように席につき、よく分からないままタッチパネルをイジってみたところ、ほうほう。140円~って書いてたけど、まあ、価格的には金沢まいもん寿司とか、北海道のトリトンみたいなグルメ回転寿司と思った方が良いだろう。小手調べに「まぐろ(330円)」を食べてみたところ……

ネタが分厚い。食べると、その分厚さが顕著でまぐろの肉のもっちりした食感が伝わってくる。「頬張る」という言葉がぴったりな厚みである。

次はちょっと良いものをとおすすめ項目にあった「サーモン大とろ(530円)」を注文してみると、さらに厚みの感じられるサーモンが出てきた。

決して小さいわけではないシャリをも覆いつくすサーモンに醤油をかけてみると、弾くように身の上をすべる。めちゃくちゃトロけている。

・地魚

この2つですでに大勝利確定なのだが、にぎりに「白身魚・房総地魚」という項目があったので、「地魚三貫(580円)」を注文してみた。

この地魚三貫の内容は仕入れなどによって変わるっぽいのだが、どうやら今日は「さわら・目鯛・めじな」の三貫の模様。地魚って感じがする取り合わせである。スッキリした味が灼熱の中歩いてきた体に染みわたった。

・創作系も

また、「サーモン(430円)」や「はまち(380円)」などの普通のネタも身がぶ厚い。「まぐろマヨネーズ(230円)」という以前のロケットニュース24の記事みたいなネタもあった。

まあ、これに関しては、私はトロになっているとは思わなかったことを追記しておきたい。普通にマヨネーズの味がする。ちょっと食感の違うツナマヨだ。

・実は有名店だった

こんなところでかつての記事の検証することになるとは思ってもみなかったことはさて置き、地魚も食べられてネタのクオリティーが高くアイデアもあるって最強だろ。地元民が集うのもよく分かる。そこで房総半島出身のお笑いコンビ・リンクのスーザンさんに、やまとについて知ってるか聞いてみたところ……

スーザン「もちろん知ってますよ! 館山のやまとは子供の頃よく行ってました。多分房総半島の人は大体名前くらいは知ってるんじゃないですかね。念のため、知り合い何人かに聞いてみましたけど、みんな知ってましたし」


──とのこと。どうやら、房総半島では有名なローカル回転寿司チェーンだったようだ。

経験上、ローカルのグルメ回転寿司チェーンって大体外れはない。価格は高めでも納得できる味だったことが多いのだ。この店もその1つであることは言うまでもないが、私のような観光客以上に地元民からの支持が厚いのはより信頼がおける点ではないだろうか。房総半島に行くことがあったら食べてみてくれ。

・今回紹介した店舗の情報

店名 回転寿司やまと 木更津店
住所 千葉県木更津市中央3-9-8
営業時間 月~金11:00~21:30 / 土・日・祝11:00~22:00
定休日 無休

参考リンク:やまと寿司
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

▼最安130円の「うずらとろろ」

▼握りでは「こはだ」が130円だった

▼普通のサーモンも分厚い

▼光物も美味しい