【下克上】格安ハンディファン勝ち抜き戦「フランフラン（2680円）」vs 「コンパクトクリップファン（220円）」明日決まる最強の1台：第10回戦

2024年7月27日

この記事を書いているたった今、都心部はゲリラ豪雨の真っ最中！　いいぞ、もっと降れ!!　降って少しでもこの暑さを持って行ってくれ！　ただ雨の後も涼しくまではならないんだよなぁ。ムシムシ地獄だけは勘弁してください。

さて、そんな猛暑に対抗すべく、短期集中連載でお届けしているのが『格安ハンディファン勝ち抜き戦』である。第10回戦で暫定王者「フランフラン」と対決するのは、なんと200円ちょいハンディファンだ！

・猛暑対策グッズ

気にして見ていると、街ではかなり多くの「ハンディファン」を見かける。1万円なら気合いが入ってしまうが、ハンディファンは2000円そこそこで購入できるものが多い。要するに手軽に試せる猛暑対策グッズなのだろう。

ところがいざ家電量販店に出かけてみても種類が多く「結局どれを買えばいいの？」とよくわからない方も多いハズ。そんな方はぜひこの『格安ハンディファン勝ち抜き戦』を参考にしていただきたい。

ここでルールを説明しておくと、毎回2台のハンディファンが対戦。優れた方は勝ち抜き形式で次の試合へ進む。これを繰り返し、あと2日後には最強の1台が決まる予定だ。また詳細な評価は以下の通りとなっている。

・価格は2000円代まで
・ 風力の強さを最重視
・連続運転時間などはパッケージの記載に従う
・使い勝手の良さ等はオマケ程度の評価
・耐久性などは考慮しない（使い込まないとわからないため）

この中で最重要ポイントは「風力の強さ」である。ハンディファンにはムシムシとした湿度ごと吹き飛ばすほどの強烈な風力を期待したい。

第10回戦はフランフランの「フレハンディファン（2680円）」と、ヤマダ電機で発見した「コンパクトクリップファン（220円）」が対決。両者のスペックは以下の通りである。

・フランフランフレハンディファン

充電時間：約4時間
連続運転時間：約2時間～9時間
備考：風力5段階調整、リズム風、バッテリー残量表示、静音設計

・コンパクトクリップファン

充電時間：約2時間
連続運転時間：約3時間
備考：風力2段階調整

ハンディファンを猛烈プッシュ中のフランフラン。デザインの豊富さもさることながら、ハンディファン本体の性能もすごい！　羽の大きさ、風力、そして “風の質” までどこを取ってもトップクラスのハンディファンである。

対する「コンパクトクリップファン」は衝撃価格の1つ220円！　当初はあくまでサブ的な扱いとして購入したが、これが使えたら凄くないか？　破壊的な価格を武器に下克上を起こしたい。

見た目は同じハンディファンとは思えず、むしろ異種格闘技の雰囲気すら感じる。注目のコンパクトクリップファンは “山椒は小粒でもピリリと辛い” を実現できるのだろうか？　それでは……

ゴング！

フランフランの安定感よ。

お！　ちゃんと風来るじゃん!!

これも悩むなーーーー!!　だって220円だぜ？　結果……

フランフランの勝ちで。

そもそも風が起きるのか心配だったコンパクトクリップファンだが、しっかり風は起きていた。しかも一応2段階調整が可能なうえ、MAXはそれなりの風力。220円であることを考えれば「コスパ最強」と言っていいかもしれない。

だがしかし、風力MAXでもフランフランの2程度。夏を任せる1台としては、やや心許ないことも事実だ。コンパクトクリップファンは、いざという時のためのオプションとして持っておくのが賢いのかもしれない。

というわけで、勝者はフランフラン！　最終日は最強の敵「100段階切り替えペルチェハンディファン」と対戦予定だ。いよいよ明日、最強の1台が決定する──。