2024年7月23日、“ガッツリ系” の先駆けを行くチェーン店「伝説のすた丼屋」が大幅なグランドメニューの改定を行なった。

主に商品価格の単品の値上げにともなって、定食やカレー、油そば、ニンニク不使用メニューの増加が目立った内容だ。

そしてもう一つ、主力の「すた丼」を中心とした選べるサイズが変更になった。その中でも注目すべきは『超鬼盛り』! これは「食ってみろ!」と言われてるってことでいいよね……。

・グランドメニュー変更の詳細

改めて今回の主な改定内容を、詳しくお伝えしようと思う。

まずは看板メニューの「すた丼」。改定前は「並」が730円で、あとはトッピングによって金額が増加する仕組みだった。


それが改定後には、「並」が780円と50円値上がりしていた。


その代わりに新サイズとして、1.5倍の量がある「鬼盛り(1170円)」と、驚愕の2.5倍の量を誇る「超鬼盛り(1750円)」が登場。


その他にも改定前は定食、カレー、唐揚げ丼なども数えるほどしか種類はなかった。


それが改定後では、唐揚げ定食だけでも4種類!


カレーも5種類に増えている。


あとは「ニンニク不使用メニュー」も増えていたり、期間限定メニューだった「ホルモン系メニュー」が、グランドメニューに追加されたとのこと。


ちなみにこの新メニューは、私が訪問した千葉県船橋市にある「京成船橋店」のもので、店舗によってメニューや価格が違うので、詳しくは公式ホームページをご覧いただきたい。

いずれにせよ、全体的にメニューが豊富になったのは確かだ。


・「超鬼盛り」の正体

生まれ変わった「伝説のすた丼屋」に入店する。そして「すた丼」を選択すると……


なんと、7種類の盛り付けが選択できる。ただ選ぶのは一択、そう……


超鬼盛り!


これ以外の選択肢はない。「並」の2.5倍の量で、総カロリーは軽く2000kcalは超えるだろう。重量も「並」がだいたい500g強なので、1.3kg程度と思われる。

待つこと5分。番号が呼ばれてメニューを取りに行くと……


メチャメチャでけぇ!!!


今まで何杯も「すた丼」を食べてきたが、白くてデカい器に入って出てきたのは初めて見た。その大きさは味噌汁の器と比較すると、一目瞭然だ。


準備が完了したところで、このモンスターに挑む。果たして完食できるのか……。


・いざ勝負!

いよいよ戦闘開始だ! この量を制覇するには時間勝負だと考えた。正確には10分以内で完食しなければ、満腹中枢が刺激されて苦戦することになるだろう。

というわけで、今回は箸を使わずレンゲで一気喰いすることにした。


スタートと同時に一気に掻き込み、開始1分で3分の1を平らげる。


ハッキリ言って、すた丼はラーメンや唐揚げなどより圧倒的に食べやすい。ほとんど飲み物みたいに吸収できてしまう。しかも美味いし。

ただ半分まで来ると、予想通り少し飽きが来る。ここで卵の黄身を割って、丼に絡めていく。


ここから、また加速!


開始から3分過ぎたくらいで、早くも3分の2を胃袋の中に。これは良いペースだ。


ただ、かなりのハイペースだったこともあり、ここから一気にレンゲが重くなってくる。


しかし、この流れも想定済み。ここで手をつけていなかった味噌汁を飲んで、すた丼を強制的に胃袋に流し込む。


この方法で一気に食べて、残りあとわずか。


最後の一口まで堪能して……


『超鬼盛り』完全制覇!


いやー、とにかく美味かった。が、このあと家に帰ってから動けなくなったのは言うまでもない……。


・さらにラスボスがいた

今回、すた丼の最高峰である『超鬼盛り』を制したわけだが、今回改定されたグランドメニューには、さらに上があった。それは……


超鬼盛り唐揚げ合盛りすた丼!


金額は2400円と、グランドメニューの中では最高額だ。そして、肉の量は唐揚げが入ることで明らかにすた丼を上回るだろう。

しかも唐揚げという食感のしっかりした固形物が入ることにより、食べるスピードもコントロールしづらくなると思われる。

「よし! 次のターゲットはこいつだ!!」 “ガッツリ系” チェーン店の最前線に君臨するラスボスに、いつかチャレンジしてみたいと思った次第だ。

──そんなわけで、全面的にメニューがリニューアルされた「伝説のすた丼屋」で、あなたも『超鬼盛り』の激震を体験してみてはいかがだろうか?

参考リンク:伝説のすた丼屋 
執筆:耕平 
Photo:RocketNews24.