いつ店の前を通っても長蛇の列ができている、551蓬莱。言わずと知れた、豚まんを看板商品とする名店だ。豚まんだけでなく餃子や中華ちまき、アイスキャンデーなども買えることは以前にお伝えした通り、なのだが……
夏季限定で『冷麺』を販売していることは、ご存知だろうか。オリジナルのタレや辛子、麺が美味しく、お手頃価格だしでついつい手が伸びてしまうのだ。
・具材は自分で用意すべし
店頭で飛ぶように豚まんが売れる中、ちょいちょいと購入者が見られるのが『551冷麺(2人前・税込350円)』。豚まんのように調理済みではなく、中身は麺とたれと辛子のみ。
そのため自分で茹でて具を別途用意し、盛り付ける必要があるが、スーパーで買ってもそのあたりは同じなので問題ないだろう。消費期限は購入から大体4日だ。
作り方は至って普通で、たっぷりの湯を沸かして2分ほど茹で具をのせてタレをドバっとかけ、辛子を添えれば完成。そう言えば実家では辛子をかける文化はなかったなあ、などと思い出しながら、さっそくいただくことにする。
・こだわりを感じる551の冷麺
見た目もこれまたよくある冷やし中華のようなのだが、さすがは551商品。麺もタレも辛子も自社製で、こだわって作っている。
豚まんについている辛子も、美味しいし時々えらくピリッとする時がありで癖になるのだが、同じ辛子だろうか。とにもかくにも、まずは麺からすすってみよう。
弾力があってコシがあり、喉越しはつるんとしていて食べ応えがある。好きなタイプの麺だ。つるっとしていながら、しっかりタレが絡んでいるところもすごい。
そしてタレがまた、こだわりを感じる味で良いのだ。口に放り込んだ瞬間は「しょう油味だなー」くらいの感覚だが、飲み込むとちょっと酸味がありで美味しい。夏に酸味って、最強だよな。
これは、いくらでもツルツルっといけてしまう危険な味だ。そしてなにより辛子の効果が抜群で、タレとの相性が最高。少量の割にはしっかりピリッとしていて、味をしめてくれる。
この値段でこのクオリティであれば、気軽に購入できる場所に住んでいる人は、そりゃあ毎度買っちゃうよねと納得しかない味。かく言う記者も、今年すでに2度購入済みだ。
近くに店舗がある人の特権ですよと調子に乗りたいところだが、公式サイトを覗いたところ、どうやら取り寄せもできるらしい。
是が非でも食べたいという人は、そちらを利用してみてはどうだろうか。併せて豚まんも購入すると、食卓が随分とハッピーになること間違いなしだぞ。
参考リンク:551 冷麺
執筆:K.Masami
Photo:Rocketnews24.
▼タレと辛子がとにかく良い