2024年の「土用の丑の日(夏)」は7月24日、それから8月5日と近いところで2回ある。特別な日が近づいてきたとあって、そこかしこで「うなぎ」の文字を見るようになった。
もちろん当日になったらその「うなぎ」を食べたいところだが、こないだちょっと変わったタイプを見つけたので買ってみた。ズバリ、タイトルにもあるうなぎラーメンだ。
・柳川の会社が出してるラーメン
うなぎラーメンを見つけたのは、佐賀県鹿島市にある「道の駅・鹿島」。ここは有明海が近いため、ムツゴロウやワラスボ関連の「奇妙なお土産」も多く取り扱われているのだが……
時期的なものもあってか、うなぎラーメンもプッシュされていたから思わず手にとってしまった。なにせ、うなぎってのが珍しい。しかも、うなぎの本場・福岡県柳川市の会社が販売していたからどんな味なのか気になったのだ。
・実食
ちなみにうなぎラーメンは4食入りで1296円(1食324円)。これが高いのか安いのか分からないが、まさか本物のうなぎが入っていたりとか……はさすがにないか。とにかく食べてみよう。
袋に入っているのは乾麺、粉末スープ、それから山椒。インスタントだから沸騰しているお湯に麺を入れ、あとはほぐれたところにスープを入れて山椒を添えたら完成だ。まずはスープから飲んでみると……
いや、ムズゥ……!
なんというか、ちょっと変わったラーメンでイマイチ特徴をつかみにくく、トロミのある醤油ラーメンを食べている的な感じがする。原材料を見ると「うなぎエキスパウダー」が入っているようだが、そこに うなぎ がいるのかと問われたら難易度が高いような……。
正直にお伝えすると、個人的には脳が「うなぎだ……!」とは思わない味。とはいえ、ラーメンとしては普通にウマく、うなぎとは別で九州らしさを感じる部分もあったから「おっ!」となった。
というのも、九州らしく甘口醤油っぽい味がスープからするのだ。そしてそこに山椒が顔を出したらちょっとした味変。このあたりのバランスがよく、素直にレベルが高い一杯ではあった。
そうそう、スープが絡んだ縮れ麺もヒジョーによき。なんでも、福岡のラーメンのための小麦であるラー麦を使っているらしく、そのへんの福岡ならではのテクニックもラーメンに現れていた。
・通販とかでも買える
うなぎそのものの味というより甘口醤油ラーメン的な感じだったうなぎラーメン。本物のうなぎに比べたら安いから手に取りやすく、最近の円安事情を考えたら土用の丑の日に選択肢の1つとしてアリなのかもしれない。
なお、うなぎラーメンは過去に当サイトでもお伝えした「エイリアンラーメン」や「エイリアンスープ」とか取り扱っている福岡県柳川市の食品会社『夜明茶屋』などでも売られている。気になる人はチェックしてみてほしい。
参考リンク:夜明茶屋オンラインショップ
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.
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▼原材料はこんな感じ
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