「工場直売所」はアウトレットとお得品、そして夢が売っていると、私(佐藤)は考えている。今回も夢を買いに行ったぞ! 埼玉県川口市にある洋菓子メーカー「銀座コージーコーナー」の工場直売所に。
コージーコーナーの直売所は全国に2カ所しかなく、そのうちの1つの川口工場を訪ねた。週3回のアウトレット販売は人気で、日によっては行列ができるという。実際に商品を購入したところ、レシートに見慣れない言葉が!? 洋菓子店でもこう書くのか~。
・川口PAから
その日、私は川口ハイウェイオアシス(川口PA)を訪ねていた。徒歩でここまでやってきた私にとって、お店まで行くもっとも合理的な方法はバスだ。とはいえ、その日のその時間は乗り継ぐ必要があった。
乗り継ぎ面倒くさい~。最近歩きグセがついて、片道30分くらいなら歩くのは苦じゃない。ってことで、国際興業バスの蕨(わらび)駅東口行きに乗って「新井宿」から「神根支所」まで行き、そこから歩くことにした。
幸い、道のりは平坦でほぼ真っすぐ歩くのみ。鼻歌でも唄いながら、トボトボと歩いたのだった。僕らの自由を~♪ 僕らの青春を~♪ (イージューライダーより)
・半額以下!
そうして到着しましたよ。ここがコージーコーナーの川口工場です。
公式サイトによると、ここではエクレア・カットケーキ・デコレーションケーキなどを製造しているそうだ。ちなみに同じく埼玉の鶴ヶ島の工場(埼玉工場)では、マドレーヌ・フィナンシェ・クッキーなどの焼き菓子を製造している。
今までいろいろな直売所を見てきたけど、ここのお店はかなり立派、通常店と変わらない店構えである。今まで訪ねた他の工場直売所は、あくまでも工場のオマケという雰囲気のところが多かった。お店によってはプレハブのところもあったしなあ。
営業時間は10~19時。アウトレット販売日は週に3回、月・水・金のそれぞれ12時からとなっている。
週に1回、もしくは月に1回なんて工場もザラにあるなかで、コージーコーナーは週3回もアウトレットを提供しているなんて太っ腹だなあ。
ここもヨソの直売所と同じく、行列ができるらしい。販売開始5分前には、並んでいる人の確認が行われているようである。この辺の事情は、どこの直売所も一緒だなあ。
この日のアウトレット商品のラインナップはこんな感じ。
値段を見ると、販売価格は通常品の半額以下! たとえばエクレアは5個入りは通常税込810円ところ330円! 苺のフルーツケーキは2個入りが通常税込1036円が440円! 安い!!
そのほか規格外プリンは4個で税込371円、シフォンの切れ端は税込400円ですって! お得ねえ~!
ショーケースにはこんな感じで並んでいる。今日は意外と品数が豊富なのかな? 13時半の段階ですべての商品がある。おそらくいつもこうではないと思うけど。
・レシートのこの言葉は?
自前の保冷バッグに入るだけ商品を買ってきた。
全部で3品、パイが2種とシフォンの切れ端です。それぞれ保冷剤を1つずつ購入したので、別途30円かかっている。
「シフォンの切れ端」(バニラチョコ)はパックにギッシリ入って400円!
「アップルパイ」(2個430円)も「チェリーパイ」(2個540円)も、ひと切れがデカい! ちなみに通常価格はアップルパイが906円で、チェリーパイは1252円なので、どちらも半額以下!
アウトレットっていうけど、見た目に問題なさそうだし、味ももちろん問題なし!
実際に購入してみて、行列ができる理由がわかりました。アウトレットは断然お得! これは2度、3度と訪ねてしまうよなあ。
……ところで後日、レシートを見ると購入商品に見慣れない言葉が記されていた。
「久助」って?
「久助」とは、製造過程で欠けたり割れたりしたせんべいやあられをまとめて、正規の価格より安く売られる米菓業界で使われる言葉である。いわゆる「われせん」とか「お得せん」と言われるもので、まさかここでも使われているとは思わなかった。
オシャレな洋菓子を売る銀座コージーコーナーに、一気に親しみがわいたよ!
ということで、川口の直売所では週3回アウトレット販売を行っているので、気になる方は一度訪ねて頂きたい。マジでお得だぞ!
・今回訪問した店舗の情報
店名 銀座コージーコーナー 川口直売所
住所 埼玉県川口市上青木6-35-7
時間 10:00~19:00
参考リンク:銀座コージーコーナー
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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