誰にも言わなかったが、数カ月前からセブンイレブンのサバ缶が急に美味しくなくなった。味覚は人それぞれなので正解は無いが、少なくとも私自身は「これは無いな」と感じたし、実際にその後はローソンのサバ缶に乗り換えている。

ゆえにセブンに寄っても缶詰コーナーは見向きもしなかったのだが、つい先日ふと目をやるとずいぶんと高級そうなサバ缶があるではないか。ムムム。これはいったい……。

・サバ缶ライフ

年中ダイエッターの私は、夕食をサバ缶メインで組み立てることが多い。1年ほど前まではセブンのサバ缶をほぼ毎日のように食べており、それなりに味についてはわかっているつもりだ。だがしかし……。

ダイエットのスイッチが入った数カ月前、久々にセブンのサバ缶を食べてみると……え? なんだこれは? 全然美味しくない! それはかつて私が食べまくっていたサバ缶とは全くの別物。まるで異世界のサバ缶である。

もちろんそのサバ缶だけがたまたまダメだった可能性も否定できない。……が、たった1食で乗り換えを決意させるほどの圧倒的な美味しくなさ。ちょっとショッキングなほどセブンのサバ缶は変わってしまっていた。

・高級サバ缶を発見

そしてつい先日のこと。先述の通り、セブンでやたらと高級そうなサバ缶を発見した。今まで通りのサバ缶も売ってはいたが、パッケージから圧を感じるほど『ノルウェー産 さば水煮』は高級感がエゲつない。

価格は従来のサバ缶が257円であるのに対し、新サバ缶は321円。パッケージにある通りノルウェー産のサバを使用しているとのことだが、果たしてどれくらい味に違いがあるものなのだろうか?

というわけで、2つのサバ缶を食べ比べてみることに。ちなみにこれは美味しくなくなった従来のサバ缶を見直す “ワンチャン企画” の側面もあるのだ。



・食べ比べ

で、缶詰を開けてみると高級サバ缶はやや黄色がかった色合いで、身がキュッと締まっている。一方、従来のサバ缶は赤みがかった色合いで、高級サバ缶と比較するとやや身崩れしていると見えなくもない。

さっそく食べてみると、高級サバ缶はさすがのウマさ。最大の特徴は生臭さを一切感じないことで、率直に「ウマい!」と感じた。また見た目通り身が詰まっており、ギュギュっとした食感だ。

そして従来のサバ缶は、以前ほど「美味しくない!」とは思わなかったものの、若干の酸味というか苦みがどうしても気になってしまう。確か前に食べたサバ缶は、ちょっとイヤな酸味だったんだよなぁ。

とはいえ「あ、思ったより普通だった」というのが正直なところで、今では悪い印象も特にない。きっと以前食べたサバ缶だけが、たまたまドハズレだったのだろう。これならまた買ってもいい。



・味は段違い

それでも味だけを求めるなら今後は高級サバ缶一択になる気もする。やや高いのがネックだが「味が全然違う!」と言い切っていいほど別物であった。正直、コンビニでは過去最高レベルのサバ缶かもしれない。

というわけで、ダイエッター諸君には味的にセブンの高級サバ缶をオススメする。1缶でタンパク質27グラムを摂取できる優れものなので、ダイエットの心強い味方になってくれるハズだ。

参考リンク:セブンイレブン「ノルウェー産 さば水煮」
執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.