自分で作るとなると、何となく難しそうな気がする鶏ハム。

作り方を調べてみると、案の定加熱に時間がかかったり塩抜きが必要だったり……何かと気にかけなければならないようだ。

大体どのレシピを見てもそれなりの手間がかかっていたので、「大変そうだな」と思っていたのだが……

日本ハムの公式サイトで、なんとレンジで作れる鶏ハムのレシピを見つけてしまった。

え、あれだけ気を配ってやっと完成する鶏ハムをレンジに任せて大丈夫なの……!? 実際に作って確かめてみることにした。


・ボタンを押すだけ

さっそく作業をはじめてみる。公式サイトのレシピを参考に用意した材料は、鶏胸肉と塩麴と砂糖だけ!


まずは鶏胸肉の厚い部分を観音開きにして……


全体にフォークで穴を開ける。


ラップをしき、その上に鶏胸肉を乗せておく。


続いて砂糖と塩麹を混ぜて……


それを鶏胸肉の両面に塗る。


あとはこれをくるくる巻いて……


ラップで二重に包み、端をねじって冷蔵庫でしばらく寝かせておく。


あとは耐熱皿に乗せて、ひっくり返しながらレンジで加熱。加熱が終わったあと、十分に冷ましたら……


完成!



・お手並み拝見

お、おいしそう……! 断面を観察してみてもピンクの部分は一切なく、中までしっかりと火が通っているようだ。ほんとにレンジだけで加熱処理が終わっちゃったよ……!

ただ、鶏胸肉は気を付けて調理しないと口当たりがパッサパサになってしまうもの。

人の手で火加減を調整しながら茹でてもしっとり仕上げるのは難しいのに、果たしてレンジでどこまでおいしさを損なわずに調理できているんだろうか。

ドキドキしながら食べてみると……


しっとりしてるわ……!! 噛みしめた胸肉はしっかりと水分をキープしていて、中から塩麹のまろやかなしょっぱさがしみ出してくる。

味の濃さもちょうどよく、お子様から大人までおいしく食べられそう。


ちなみに今回の調理では、ブライン液に漬けこむなどの下処理は一切行っていない。つまりこれは純粋に「麹とレンジの力だけで生み出された柔らかさ」ってことだ。

胸肉に麹を塗るところまで行ってしまえばあとは文字通りほぼ放っておけるの、ありがたすぎる……! これなら自宅でも気軽に鶏ハムを味わえそうだ。



・革命が起きた

鶏胸肉は丁寧に火加減を調整しながら加熱しないと、仕上がりが微妙になってしまうものだと思い込んでたけど……これからは認識を改めないといけないな。

「レンジでも工夫次第でおいしい仕上がりの胸肉料理が作れる」──……この新しい知識を今後しっかり活かしていきたい所存である。

ボタンを押すだけですぐに作れる鶏ハム、皆さんも日本ハムの公式サイトを参考に是非作ってみてはいかがだろうか。

参考リンク:日本ハム
執筆:うどん粉
Photo:RocketNews24.