じめじめした気候を一掃してくれそうなドリンクを、スターバックスが2024年6月26日から販売開始した。その名も『イチゴ バナナ フラペチーノ』である。
甘酸っぱいイチゴにもったりしたバナナの組み合わせなんて最高じゃない? さっそく飲みに行ったのだが、どことなく既視感が……。これ、セブンイレブンで売られているスムージーにちょっと似ているな。
・老若男女が好きそうなスタバのイチゴバナナ
『イチゴ バナナ フラペチーノ(店内飲食税込690円)』はベースのミルクにストロベリーソースを混ぜたものをブレンドし、バナナ果肉ソースを敷き詰めたカップに注いだもの。
2024年6月26日現在、スターバックスでは「スターバックス ストロベリー フラペチーノ」と「バナナ ブリュレ フラペチーノ」を販売中なので、こちらで使われている材料を組み合わせて作られているのだろう。
牛乳を飲むとおなかが痛くなる記者はソイミルクに変更して注文だ。出来上がったフラペチーノはまず色がとてもきれい。ピンクとイエローのコントラストが良い感じである。
そして飲んでみると、どこかミックスジュースのような雰囲気もあり、イチゴとバナナがバランスよく溶け合っていて美味しい。
ほんのりとしたイチゴの甘酸っぱさと、ジューシーでしっかり甘みのあるバナナの相性がとても良いのだ。シナモンをかけるなどしても、味に締まりが出て良いかもしれない。
これは老若男女好きだろうなと思いながら味わっていたのだが、ふと最近似たような味わいのものを口にしたような気がしてきた。なんだったかな……と考えて思い当たったのが、冒頭に書いたセブンのスムージーだ。
セブン商品に「いちごバナナソイスムージー(税抜306円)」というものがあるのだが、名前も酷似しているし味も近い感じがする。せっかくの機会なので、飲み比べてみるとしよう。
・セブンにはセブンの魅力が
セブンのスムージーはかなり販売店舗が限られていたが、今では全国各地に広く展開しているように見受けられる。記者が暮らしている田舎でもつい最近導入され、すでに何度か飲んでみた。
凍ったフルーツ入りのカップが売られているので、それを専用マシンに設置すればその場でブレンドしてスムージーにしてくれるのだ。
件(くだん)の「いちごバナナソイスムージー」の原材料を見ると豆乳、バナナ、イチゴ、パインアップルほかシロップなどが入っている模様。
スタバのフラペチーノよりはフルーツ感が強そうだが、どうだろうか。早速購入したものを飲んでみると、なるほど……まずはじめに感じるのはバナナの風味。
スタバのように果肉感はなく、液体となり混じり合っていることがわかる。そしてイチゴの香りはほんのり優しめ。イチゴらしさはスタバの方が上であるように思う。
しかしイチゴとバナナだけでなくそのほかのフルーツっぽさや酸味甘味などは、セブン商品の方が感じられるだろうか。先にスタバのフラペチーノがミックスジュースのようと書いたが、セブンのほうがよりソレっぽい気もする。
またスムージーだからか、フラペチーノよりは液体に近いサラッとした飲み心地。なので、氷っぽさが少ない方が好きという人はセブンスムージーの方が合うかもしれない。
とは言え値段も違うし、やはりそれぞれに異なる魅力がある。スタバは好みに合わせてカスタムできたりするしな。じっくり味わいたい時はスタバ、サクッと飲みたい時はセブンなど都合によって使い分けるのがベストだろう。
ただしスタバの『イチゴ バナナ フラぺチーノ』は例によって期間限定、7月9日までとなっている。たったの2週間しかないので、お早めにどうぞ。
参考リンク:スターバックス、セブンイレブン
執筆:K.Masami
Photo:Rocketnews24.
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]
▼スタバは新しいフードも出ているぞ。こちらは「レモンキューブケーキ(税込300円)」