上品な香りと酸っぱい味がおいしい「しば漬け」。その強い風味は、お米や野菜などさっぱりした味の食べ物とよくマッチする。
しかし、京都の有名漬物メーカー「西利」によると、なんとクリームチーズと合わせてもおいしいんだとか。
えっ、チーズと漬物の組み合わせってあまり聞かない気がするんだけど、どんな味になるんだろう。お互いが喧嘩しちゃったりしないのかな……?
気になったので、実際に作ってみることにした。
・ひと味違うチーズボール
レシピのタイトルは「しば漬チーズボール」。
チーズボールと聞くと、中に伸びるチーズが入っている揚げ物が思い浮かぶけれど……このレシピで作るチーズボールは、どうやらひと味違うみたいだ。
それでは西利グループのレシピ紹介ページを参考に、さっそく調理を始めてみよう。
用意するものは、しば漬けとクリームチーズ。
まずはしば漬けを細かく刻む。あらかじめ細かくカットされているしば漬けを使う場合は、この工程は必要ない。
続いてクリームチーズに刻んだしば漬けを混ぜ込み、ひと口サイズに丸める。
今回は使用したクリームチーズがかなり柔らかく、手にくっついてしまいそうだったのでスプーンを使って丸めた。
最後に刻んだしば漬けをトッピングしたら完成!
……早!! 要はしば漬けを刻んで、クリームチーズと混ぜて丸めればいいだけってこと……!?
しば漬けを刻む工程すらクリアできれば、小さなお子様でも作ることができそうだ。
この丸っこいフォルム、なんだか手毬寿司みたいでかわいいな。柔らかいボールを崩さないよう、そっと箸でつまんでかじってみると……
──あ、アリ! クリームチーズのまろやかな酸っぱさと、中から出てきたしば漬けの爽やかな酸っぱさ。
違うタイプの酸味がなぜかぴったりマッチして、濃厚な風味を作り出している。
材料さえ準備できればほぼ完成したと言っても過言ではないので、急な来客があったときやごはんを作る気力が残っていない時などにもおすすめだ。
一方、しば漬けの粒が大きかったようで酸っぱさをかなり強く感じた部分もあったのが反省点。
これはこれでおいしかったのだが、筆者にとってはちょっと刺激が強かったかな。今後また作る機会があったら、混ぜ込み用のしば漬けはもっと細かく刻むようにしよう。
・活躍の予感
しば漬けを含め、漬物ってなんだか渋いイメージがあったけどこんなにオシャレな食べ方もできたんだ……漬物の新たな可能性に気づかされた。
かわいい見た目をしている上にパパッと作れるので、覚えておけば重宝しそう! さすが有名ブランド・西利のレシピである。
皆さんもこのレシピで、是非クリームチーズとしば漬けの絶妙な組み合わせを楽しんでみてはいかがだろうか。
参考リンク:西利グループ
執筆:うどん粉
Photo:RocketNews24.