先日、プレスツアーで首都圏から1番近い離島「初島」に行ってきた。島にメディア関係者が招待され、地域や施設を実際に視察できるツアーである。自由時間もあったので、昼食後に島内を1人で散策していたら……

やはり獲れたての地魚や旬の食材も食べておくべきだろう。という衝動が抑えきれなくなり、腹は八分目まで達していたが、島の漁師が営む食堂に行くことにした。海の幸を食べずに帰るわけにはいかねェェエエエ!

・食堂街

くり返しになるが、今回はプレスツアーで訪れたため食堂に寄るつもりはなかった。しかし海岸沿いにズラッと並ぶ食堂を眺めていたら、どうしても入りたくなってしまったのだ。離島感あふれる雰囲気がたまらないではないか。

もちろん予約もしていないし予習もしていない。13時時点ですでに閉店している食堂や、予約客で満席の食堂もあった。


・たまたま空いていた食堂

そんな中、たまたま1席だけ空いていたのが「すみ」という名の食堂。店頭の看板によると『旅サラダ』や『シューイチ』といった人気番組で紹介されたこともあるらしい。海の幸を詰め込んだ一杯が食べられるはずだ。



・あじ丼

席について「あじ丼(1430円)」を注文。お腹に余裕があれば、店名を冠した「すみ丼(1980円)」を食べてみたかった。とはいえ、あじ丼もシューイチで紹介された人気メニューである。

そうそう、食堂街ではシーズンごとに水揚げされる旬の食材を、店主自ら調理してくれるのが特徴だ。この日は店主が1人で切り盛りしていてかなり忙しそうだった。実際、料理が出てくるまで20分ほど待ったが……

待った分、あじ丼はとんでもなく美味しかった。さすが漁師自ら提供しているだけあって新鮮なうえに超豪快。

脂を蓄えたあじをどっさりのせた贅沢すぎる丼である。ハンパなく美味しい。腹八分だろうが関係ない。完全に別腹。無限に食べられる。

もし初島に訪れる機会があれば、少し時間に余裕を持って注文するのが良いだろう。きっと待つことになるので、せめて乗船時間の1時間前にはお店に入っておくこと。

なんなら島に着いたら「まず食堂街」というのが正解かも。食堂で新鮮な海の幸を食べてから島散策に出発すると良い。んで、散策に疲れたらアジアンガーデンでカフェ休憩するという流れが完璧ではないだろうか。


そんなわけで、都内から日帰りや1泊2日の小旅行に初島は本気でおすすめ。南国気分を思いっきり味わえるので機会があればぜひ足を運んでみてほしい。やはり夏は離島が最高なのだ。またすぐに行きたいぞ。


・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 すみ
住所 静岡県熱海市初島185
時間 11:00〜15:00(夜は予約のみ)
休日 不定休

執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
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