
どうもこんにちは、佐藤です! 今回はぶらり循環バスの旅、番外編ということで、2024年5月27日から期間限定で実証実験が行われている、「杉並区グリーンスローモビリティ」について紹介したいと思います。
これは荻窪駅南側地域で11月から本格運行を予定している、新しい移動サービスになります。ぶらりと街を歩くには少々距離が短いので、番外編とさせて頂きました。
距離は短く車両も小さい。しかしながら、街をテーマパークのように感じられるステキな乗り物でしたよ。それじゃあ、紹介しましょう。レッツゴー!
・グリーンスローモビリティ
国土交通省によると「グリーンスローモビリティ」とは、「時速20㎞未満で公道を走ることができる電動車を活用した小さな移動サービス」のことを指すそうです。狭い路地を通行可能で、環境負荷が小さく、なおかつ高齢者の移動手段確保や観光客の周遊にも役立つことから、国交省では導入促進事業なども行っています。
杉並区では2022年から試乗会や短距離での実証実験、パネル展示や取り組みの紹介などを積極的に実施し、今年2月に運行事業者の「キャピタルモータース株式会社」と協定を締結。
そして今回、5月末から8月末までの実証運行が始まりました。
どんな車両か気になりますし、乗り心地やルートなどもチェックしたいところ。さっそく荻窪駅南口に来ました。たしか西口発着だったはず。
荻窪駅は出口の名前がちょっとややこしくて、南口の向こう側(北側)が北口なんですけどね、駅の西側の4つの出口は南北関係なく全部西口になるんですよ。
グリーンスローモビリティが停まるのは、南側の西口と覚えておいてください。
あ、停留所がありました。ここに来るわけですね。
時刻表を見ると、実証運行のため本数は少なく、5・6月は1日10本。その後は段階的に増便を予定しており、最終的に平日週末ともに倍の本数になるそうです。
ここが専用の停車スペースですね。停留所の場所がわからなかったら、道路の「グリーンスローモビリティ」を探すとすぐにわかると思います。
・見知った景色がテーマパーク
さて、そろそろ来るはずなんですが~。すずらん通りを北上してくるってことでしたが……。
あ、もしかしてアレか!?
キター! あれは2台の運行車両のうちの1台、「ヤマハAR-07」ですね。これに乗りたかったんですよね~。ちなみにもう1台はタジマの多目的小型電動モビリティ「TAJIMA NAO 6J」、箱型の6人乗りになります。
ゴルフ場のカートみたいでカワイイですね。これに乗って街を走れるって、良くないですか? 見慣れた街も観光気分で楽しめそうで。
乗車定員は5名。3列シートでそれぞれ2名ずつ座ることになります。
遊園地のアトラクションみたいでいいですね。ちなみに運賃は1乗車につき100円。未就学児は無料です。それと連続乗車は1周までとなっています。
車内はこれで全部ですよ。天井が高くて圧迫感はありません。半分オープンカーみたいなものなので、エアコンはありませんが天井に扇風機が付いています。
それから、雨の日は外側のシートを下ろすそうなんですけど、荒天の場合は運休になることもあるのだとか。
車内の路線図を見ると、1番の荻窪駅西口から5番の桃井第2小学校までありますが、現在(2024年6月10日)4番の荻窪地域区民センターは改修工事中で、停車しないそうです。工事が完了し次第停まる予定とのこと。
で、走行時乗車中はバーを両手で持たなければいけません。この車両にはシートベルトがないためです。スマホで風景を撮影したいところですが、仮に落っことしても通常のバスと同じく止まってはくれませんので、バーを持ちましょう。
まもなく発車です。ワクワクしてきた~! 出発進行ッ!!
走行中はポータブルオーディオで、停留所のある大田黒公園・荻外荘(てきがいそう)公園の案内が流れます。それを聞いているだけで、観光気分が上がります。
荻窪は私にとって、割と生活圏に近いんですけど、この車両に乗って風を感じながら走っていると、旅行に来たような気持ちになりますね。もう少し大げさにいうなら、荻窪の街をリアルに再現したテーマパークに来ている。そんな錯覚すら覚えます。
グリーンスローモビリティは高齢者や観光客の移動手段が主な利用目的ですが、地元の人が地元の魅力を再発見するのにも、効果があるかもしれませんよ。見知った景色がちょっと違った感じで見えて、日常に潜んだワクワクに気づかせてくれます。
1周約22分、あっという間の循環でしたが、それでもささやかな旅体験ができました。
杉並区に限らず、グリーンスローモビリティは全国で少しずつ普及しているみたいです。お近くで運行していたら、ぜひ1度、ご乗車ください。乗り心地はいいし、アトラクションみたいで楽しいですよ!
参考リンク:国土交通省、杉並区[1、2]
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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佐藤英典
















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