2024年5月31日から、サーティワンで非常に気になる商品の販売が始まった。キットカットとコラボした「ハッピーブレイクタイム シェアケーキ~Made with KITKAT」だ。
3500円で、サイズは4号。チョコレートづくしで、食べるまでもなく美味い気配が伝わってくる。そういえば、サーティワンのケーキを食べるのは初めてだ。こいつでデビューしよう。
・モバイルオーダー
それでは最寄りの店舗まで……と思ったが、よく見たらモバイルオーダーがある。そうか、ケーキだしな。いきなり行って注文するより、先にモバイルオーダーしておいた方がスムーズにことが運びそうな気がする。
そんな感じで「モバイルオーダー」を選択したのだが……えっ、デリバリーできる……だと? 知らなかった。店舗によるそうだが、サーティワンはウーバーと組んでデリバリーに対応しているもよう。
せっかくなので、今回はデリバリーで頼んでみよう。店舗を選択し、オーダーするのはもちろん例のキットカットコラボのやつだ。
・即応
デリバリー可能な時点でけっこう驚いたが、真のサプライズはここから始まった。私はてっきり、ケーキを選び、決済したらそれが届くだけだと思っていた。
「プレートの選択」……だと……?
マジか。これあれじゃん。誕生日ケーキとかで名前が書かれているチョコの板じゃん。
蝋燭がセットになっているものもある。どれを選んでも「¥0」だ。無料オプションでこんなことしてくれるのかよ!
私にとって、今日は別に何でもない日だ。このケーキも特別なものではなく、唐突な欲求に駆られてのもの。それなのに、プレート付きにしてしまってもいいだなんて!
サプライズはさらに続く。プレートを選んだら、次は「ろうそくの選択」が出てきたのだ! ちょ、この数字の蝋燭って、完全にアニバーサリー用だぞ!!
サーティワンは止まらない。蝋燭の次は「メッセージカード」だ! 至れり尽くせりが極まっている。特別なケーキへの即応体制が整いすぎている。
さすがに数字の蝋燭は頼まなかったが、せっかくなのでチョコプレーとセットとメッセージカードを付けてもらった。配達料込みで、お値段は4190円。
・全部これでいい
そして待つことしばし。ケーキは思っていたよりだいぶ立派な箱で届いた。なんかもう、よくあるデリバリーとはキラキラ感が違う。
肝心のケーキもこの通り。
ちなみに、トッピング用に3袋入ったキットカットが1箱入っていた。
ケーキの大部分を構成するのは、ミルクチョコレートとビターチョコレートのアイスだ!
小さい球状のキットカットが内部に無数に仕込まれており、底の方は薄くチョコレート味のスポンジとなっている。
そんなに甘すぎず、こってりしたフレーバーのチョコレートアイス。内部に仕込まれたキットカットによる楽しい食感。
この世で最も抗いがたい魅力の1つを、このケーキは持っている。美味さは間違いない。なんせサーティワンのアイスのクオリティそのままだからな。
私は1人で食っているが、どうやら5人で切り分けて食べることを想定しているようだ。台紙には均等にカットするためのガイド線までプリントされている。
どこまでも万全なサポート体制だ。プレートやメッセージカード含め、おっさんが一人で貪り食うためにオーダーしてしまったがゆえ、何一つ活かせないのが心苦しい
オーダー時の蝋燭やメッセージカード等のオプションといい、いい感じの箱といい、完全に何らかのお祝いのシーンを想定したスペシャルな仕様である。
それが全く予約もせず突然ネットでオーダーしたら、数十分後に自宅に届くのだから驚愕だ。
こんなに全方面で極まったシステムを、サーティワンが組みあげているとは思わなかった。あらゆるケーキ的有事に即座に対応できてしまう。
もう、一般家庭における記念日だとかのケーキは、全部サーティワンでデリバリーが正解なのでは……?
参考リンク:サーティワンアイスクリーム
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.