表参道・原宿エリアの神宮前交差点にオープンした話題の施設、東急プラザ原宿。

「ハラカド」の通称で知られるこの施設内に、絶好の無料休憩スポットがオープンしているのをご存知だろうか?

それは4階フロアに広がる「ハラッパ」。その言葉通り、ビルの中なのに草原が広がっているのだ……! 都会すんげぇ!


・パブリックスペース「ハラッパ」

地下3階、地上9階建てのハラカド。地下に銭湯が入っていたり、3階にクリエイターラウンジがあったりと、なかなか尖った施設なのだが、その中でもブッチギリで変わっているのは地上4階。


フロアに降りると、目に入るのはビルの中とは思えないほどのグリーン。「ハラッパ」と称されたこのパブリックスペースでは、サステナブルをテーマにしたアートやコンテンツを体験できるという。

横文字が多くてよく分からないが、要は子供の頃遊んだ原っぱのような空間をクリエイターたちがビル内に作り出したってわけ。

フロアには環境に配慮して作られたベンチやプランターが並び、ところどころにアート作品が置かれている。さらにスピーカーからは自然の中にいるかのような環境音が流れてくるぞ。鳥が鳴いてる……!

アートへの感性が鋭い方はこの空間にいることで何かインスピレーションがあるのかも……? 芸術関係がサッパリな自分にとっては完全に「良い感じの休憩スポット」だな。

東京に遊びに来ると気軽に座れる所あんまり無いなってよく思ってたけど、ハラッパは座りたがりにもめちゃくちゃ優しい場所だ……!



・本格抹茶ドリンクを片手にひとやすみ

ハラッパの片隅には「ハラカドカフェ」というカフェも存在するぞ。

運営しているのはまさかの京都の料亭「下鴨茶寮」。京都ならではの抹茶にこだわったドリンクやスイーツを楽しむことができる。

珈琲系のメニューは「私立珈琲小学校」が請け負っているとのことで、両者の協業運営となっているようだ。


せっかくなので、窓際の席で「抹茶ラテ(700円)」を頂こう。

抹茶が本格的で苦味がある分ミルクが甘めに作られていて、クセがなくちょうど良い甘さ。今まで飲んだ抹茶ラテの中で1番好みの味だ!

おなかいっぱいで諦めたけど、料亭のあんぱんやフルーツポンチなどのメニューも試してみたかったなぁ。



・これがChill(チル)…!

さっきまであの人混みの中をセカセカ歩いていたのが嘘みたい。まさかビル4階にこんな隠れたオアシスが存在するとはな。

原宿のド真ん中に居ながら、自然を感じつつ茶をしばく……。時間といい空間といい、なんて贅沢なんだろう。これが俗に言う「チル」なのかもしれない……!

飲み物もただのお茶じゃなくて、料亭プロデュースのお抹茶だから格が違う。さらに目の前に広がる景色が美味しさをプラスしてくれているんだよなぁ……。



まぁ眼下に広がってるのは一蘭の行列なんだけど


なぜ都会の一蘭というものはこんなに混んでいるのだろうか。あまりにも並んでるから抹茶ラテを飲みながらまじまじと観察してしまったぞ、意外と日本人多めなんだね。


知名度の高い一蘭とは違い、まだそこまで知られていないハラカドの「ハラッパ」。そのせいか観光客もあまり多くなく、しばしの間 都会の喧騒から離れてゆっくりすることができた。

商業施設でありながらフロア一面が作品って凄いことだから、原宿に行った際には是非とも立ち寄るべきスポットだと思う。ゆっくり休憩できるしね。

私もできることならばアート自体を楽しめるような感性を持ち合わせて再訪したいところ。いくつになっても芸術ってなんだかちょっと難しい〜!


・今回ご紹介した施設の詳細データ

店名 ハラカドカフェ
住所 東京都渋谷区神宮前6丁目31−21 東急プラザ原宿「ハラカド」4階
時間 11:00~21:00
休日 不定休


参考リンク:東急プラザ 原宿、PRTIMES[1][2]
執筆:まろ
Photo:RocketNews24.
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]



▼ハラッパ全体図

▼ハラッパ概要

▼植物はブリザーブドフラワーみたい

[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]