2023年の11月から始まった当サイトの福袋特集。その記事を公開するために、私はひたすら福袋を探して歩いていた。あそこには売ってないか、あっちには売ってないかという感じで。
向かいのホーム、路地裏の窓、こんなとこにあるはずもないのにと思いながら、探し回っていたのだ。
……ということを以前の記事でも書いたが、実は正月が終わっても福袋サーチモードは続いていた。切りたくても切れないのである。
職業病といってもいいだろうが、そのおかげで福袋っぽいものは自然と視界に飛び込んでくる。たとえば、これだ。
新宿で見つけた「森永のお菓子詰め合わせ キョロちゃん菓子のお楽しみ袋」。
売り場には500円と1000円の2種類があり、500円の方は透明の袋だから買う前から中身が分かる仕様。
一方、1000円の方は紙袋なので中身が不明。売り場には中身を確認できるサンプルのような袋が置いてあったが、「中身と異なる場合があります」との注意書きがあった。
つまるところ、1000円タイプはほぼ福袋。名称にこそ福袋とは付いていないものの、「中身は開けてからのお楽しみ」的な要素が詰まっている点はどう見ても福袋である。
というわけで、実質的には福袋という理由から「森永のお菓子詰め合わせ キョロちゃん菓子のお楽しみ袋」も購入して中身を確かめておこう。
手っ取り早く中身を公開すると、こんな感じ。
【キョロちゃん菓子のお楽しみ袋(1000円)の中身】
・ラムネ クリームサンド クッキー
・ダース 焼プリン味
・チョイスビスケット
・チョコボール ピーナツ
・訳ありポテロング
・ぷにしゃり ハイチュウ
・ベジタブル おっとっと コンソメパンチ
・ポケットティッシュ
※袋ごとに中身が異なる可能性があります。
この「お楽しみ袋」がどれだけ得なのかはなんとも言い難い。駄菓子屋さんとコンビニではそもそも価格が異なるので比べるのが難しいのだが、ざっくり言えば「コンビニで個別に買うより少しお得」って感じかと思う。
ただ、駄菓子屋さんがセールをしていたら個別に買った方が安く済む可能性だってあるかも……というくらいのお得度である。
したがって、とにかく安くお菓子をゲットしたくて「キョロちゃん菓子のお楽しみ袋」を狙うのは得策と言い難い。それよりも、開封時のドキドキを楽しむものだと思ったほうがいいだろう。
また、今まで買ったことがないお菓子を試したいって人にもピッタリだ。私なんて、袋に入っているお菓子で知っていたのはチョコボールだけだったぞ。他は全て初体験である。
結果的に我が家の菓子盆にあるメンツを大幅に刷新してくれたので、そういう意味でも買ってよかったと思っている。
しかし、私が何より印象に残っているのはお菓子ではない。これである。
ティッシュ
なぜティッシュが袋の中に?
まさか……
花粉の季節だから!?
……
……
……
福袋を通して季節の変化を知るとはね……。
・他にも似たような福袋が
ちなみに、私が「キョロちゃん菓子のお楽しみ袋」を見つけたのは新宿駅西口広場イベントコーナー。以前の記事でも紹介した「フードロス削減コーナーのお菓子」を見つけたところだ。
どうやら「キョロちゃん菓子のお楽しみ袋」は森永のイベントで売られることが多いみたいだが、他に買える場所はないのだろうか? 気になってググったら……似たような福袋がいっぱいあるのを発見してしまった。
これらもぜんぶ買ってみようかな……いやいや、待て! それは無理だろ! 気になるものを試してたら夏になるぞ!! 福袋の季節はもうとっくに終わってんだよ! ページを閉じろ!!!!
──と葛藤する今日このごろである。
参考リンク:森永「お菓子の販売」
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.