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【意外な事実】東京駅お土産ランキング常連のアノ有名ブランドは、鳥取県の企業の傘下だった! その事実を出身者に伝えた結果…

2024年3月20日

私(佐藤)はかねてから気になっていた。東京駅などの主要駅に行くと、どこへ行っても似たようなお土産を売っている。ブランドでいうと「バターバトラー」や「ナウオンチーズ」「ザ・メイプルマニア」「東京ミルクチーズ工場」など……。これらのブランドは東京駅の売上ランキングの常連であり、シーズンごとにどれかが必ずランクインしている。

どんな会社が運営しているのだろうか? 気になったので調べてみたら、その大元は鳥取県米子市に本社を置く「寿スピリッツ株式会社」だった! 鳥取の会社が土産物界の上位に君臨していたとは!? 全然知らなかったぞ! その事実を出身者に伝えたら……。

・ランキング常連ブランド

東京駅には土産物を販売しているエリアがいくつかあるが、大きいのは「グランスタ」「東京ギフトパレット」だろう。


いずれの売上ランキングにも必ずと言っていいほど名前があがってくるのが、先に挙げたブランドのほか、「PISTA & TOKYO」「岡田謹製 あんバタ屋」などである。

実はこれらは全部仲間で「株式会社シュクレイ」「株式会社ケイシイシイ」が運営を行っているのである。シュクレイが有するのはバターバトラー、東京ミルクチーズ工場、ザ・メープルマニアなど。



東京駅にしか店舗がない「ココリス」もまたシュクレイのブランドで、東京駅でも人気の高いお店のひとつ。いつも行列している。


ケイシイシイが運営しているのは、PISTA & TOKYO、あんバタ屋などである。



・ルタオも立ち上げ

私も最近まで知らなかったのだが、これらの会社・ブランドの大元は鳥取県米子市に1952年に誕生した「寿製菓株式会社」だ。山陰の人に馴染みの深い企業である。私も子どもの頃からその名前を知っていて、同社の「因幡の白うさぎ」は山陰銘菓として親しまれている

同社は1996年に「株式会社コトブキチョコレートカンパニー」を設立し、北海道進出を果たす。これが現在の株式会社ケイシイシイだ。2年後には「小樽洋菓子舗ルタオ」を立ち上げている。2006年に寿スピリッツ株式会社に社名変更し、譲受・吸収を続け、現在(2024年)グループ会社は17社にまでのぼる。


山陰出身なのに、全然知らなかったよ! そんなデカい会社になってたなんて!!


・鳥取県出身者は知ってるのか?

多分、この人も知らないだろう。鳥取県出身の亀沢郁奈である。鳥取出身である以上、私(島根出身)よりも彼女の方が知っていなければいけないはずだ。


ってことで、彼女に尋ねてみた。


佐藤「亀、質問なんだけど、これ知ってる? バターバトラー」

亀沢「え? 初めて見ます。知らないです」


バターバトラー「バターチョコレートフィナンシェ」(税込1188円)


佐藤「じゃあ、これは? ナウオンチーズ」

亀沢「知らないです。え、有名なんですか?」


ナウオンチーズ「フォンダンタルトケーキ」と「クラシックチーズサンド」の詰め合わせ(税込2160円)


佐藤「じゃあ、コレは? フランセの商品」

亀沢「わかんないですねえ、わかんないとマズいですか?」


フランセ「レモンケーキ(4個入り)」(税込1188円)


佐藤「じゃあ、最後。これは?」

亀沢「わかりますよ~、因幡の白うさぎでしょ。私を誰だと思ってるんですか~」


寿製菓「因幡の白うさぎ(8個入り)」(税込1296円)


佐藤「では、これらに共通することはなんでしょう?」

亀沢「え? 共通!? わかんないですね~。なんだろ?」


佐藤「正解は、全部寿製菓(寿スピリッツ)の傘下のブランドでした~!」

亀沢「え? そうなんですか! 知らなかった! それスゴイですね。なんか誇らしいわ~


島根出身の私も、同じ山陰の会社が大きく発展したことを誇らしく思っている。

しかしながら、編集部の他のメンバーに「因幡の白うさぎを知ってる?」と尋ねても誰1人知らなかった。この商品からすべてが始まったというのに……。

他のブランドと同じように、東京駅で常時白うさぎを買えるようになってくれることを願っている。白うさぎ、もっとメジャーになってくれ~!!


参考リンク:寿スピリッツPRTIMESグランスタ
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

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