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【謎の中毒性】軽い気持ちで『日本統一』を見始めたらやめられなくなった! 隙があれば延々見てしまう

2024年3月9日

以前からずーっと気になってた。オリジナルビデオの任侠作品『日本統一』。2013年に1作目がセルリリースされてから10年を経て、現在高い人気を誇るロングランシリーズである。

すでに本編は60作を超え、スピンオフの外伝や連続ドラマ、劇場版など幅広く展開している。それだけ支持されているなら、きっと面白いに違いない。

「ためしに1作だけ見てみるか~」。なんて軽い気持ちでNetflixで見始めたら……。もうダメ! 止まらん!! 続きが気になって延々と見続けてしまう、なんじゃコリャ―ッ!

・やめられない

この作品は、俳優の本宮泰風さんと山口祥行さんがダブル主演を務める作品である。本宮さん演じる「氷室蓮司(ひむろれんじ)」と山口さん演じる「田村悠人(たむらゆうと)」は幼馴染。横浜の不良だった2人が、神戸で任侠団体の盃を受け、のし上がっていくという物語だ。

私(佐藤)がこの作品に興味を持ったのは、SEGAの人気ゲーム「龍が如く」の7外伝に2人が起用されたことがきっかけだった。本宮さんと山口さんは「龍が如く」でも大変重要な役として出演しており、作中の演技も素晴らしかった。

きっと日本統一でもその演技を堪能できるはず。でもすでに60作以上もあるから、今から追いつくのはしんどいなあ。まず、1本見て判断するか


そんな感じで1作目を見始めた。88分の本編が始まってすぐに、低予算で作られたものだとわかった。撮影環境からそこはかとなく漂うチープ感。古き良き昭和を感じさせる演出。懐かしくはあるけど、コレは自分にハマりそうにないなあ

序盤でそんな風に思っていたのだが、物語が進むにつれて、すごい役者さんが続々と出てくる! 哀川翔さん・梅宮辰夫さん・小沢仁志さん・白竜さん・千葉真一さんなど、強面の任侠スターが次から次へと出てくるじゃないか!


画面越しの迫力に圧倒されて、次第に物語に入り込んでいった。

当然、それらの大物俳優は、存在感にふさわしく大きな組織の幹部として立ちまわっている。それに比べて主演の2人は、イキったチンピラに過ぎなかった。道理もへったくれもなく、ノリと勢いで逃亡先の神戸で組織を立ち上げたものの、地元の巨大組織に目をつけられて……。


「危なっかしく見てられない!」の連続。「コレどうすんの?」というハラハラ展開が毎回毎回続いていって、見るのをやめられない。ようやく6作目まで見たところなんだけど、もうヒヤヒヤしたくないんだが……。でもまだ50作以上もあるんでしょ? この先、どうなっちゃうの!?

先が思いやられるけど、気になって見ないわけにはいかない。時間に隙があれば、少しでも続きが見たくて仕方なくなっている。


・妙な親しみ

この作品は任侠モノとはいえ、昔のものとはずいぶん違う。昔の作品はやたらめったらドンパチしたり、無意味な濡れ場があったりしたけど、日本統一にはそんなお約束展開がない。一応「仁義」とか「流儀」とか、任侠特有の世界観はあるけど、押しつけがましく感じられないのだ。

それから任侠作品の定番「刺青」に関しても、出てくることが稀。1~5まで見てきて、派手な彫り物が出て来たのは1回しかない

何より、登場人物の人間らしい側面を垣間見えるので親しみやすいのかもしれない。私は個人的に、氷室と田村がお世話になる三上組組長の三上哲也に妙な親しみを覚える。頼りないんだよ、この人。そこがなんかいいんだよな。


・4月には映画も

近年はマーベルやDCなどのスーパーヒーロー作品ばかり見ていたんだけど、最近正直疲れた。ストーリーは複雑だし、制作の裏側の余計な話が耳に入ってくるしで、ややゲンナリ。マーベルなんかはフェーズ4からもう話がわかんないんだもの。疲れちゃったよ……。

そこへいくと、日本統一は肩ひじ張らずに没頭できる安心の作品だ。4月には10周年記念作品として「氷室蓮司」を劇場公開する予定とのこと。

熱烈の作品ファンの「任侠女子」を生み出すほどの人気ぶり、今後どのように作品世界が広がっていくのか? これからがますます楽しみだ。

参考リンク:日本統一
執筆:佐藤英典
イラスト:RocketNews24.

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