福袋とは、その名が示すように「福」が入っているべきだ。売れ残りの処分品を詰め込んだりするのではなく、購入者が「買ってよかった」と思うものであって欲しい。
アジアン雑貨「元祖仲屋むげん堂」の福袋は、まさにお客様本位の素晴らしい内容だったのだが……。
今年は円安の影響があったと思わざるを得ない内容だったのだ。もういっそのこと値上げしてください! 身を切るような奉仕ではなく、お店にも余裕をもって欲しいんですよ!
・円安の影響か……
仲屋むげん堂は2023年末に創業46年を迎えたそうだ。1970年代から続くアジア雑貨の先駆けであり、今でもお店に足しげく通う人も少なくないだろう。私(佐藤)もずっと好きだ。本格的に上京するより前から、東京に遊びに来るたびにお店を利用してきた。
直に買い付けているというアイテムは、ヨソで手に入らない貴重なものばかり。しかもとても安い。JR高円寺駅下に店舗がある頃から、もう何回利用したわからないほど通っている。20年は通い詰めているといっても言い過ぎではない。
福袋は2018年から毎年購入し、その度に良心的な内容に感動してきた。今年はどうかな? 輸入雑貨の店ゆえに、円安の影響は酸くなくないはず。中身の品数が減っている可能性も十分に考えられる。
パッチワークの袋のサイズは例年通りだ、重さは軽く、何かデカいものが1つ入っている気がする。なんだろう?
中身は全部で8点、それとサービスで頂いたステッカーとカレンダーがついている。ちなみにカレンダープレゼントも毎年恒例となっている。
まずはバッグが2つ。ひとつは中身が入っていたパッチワークのものと、布製のショルダーが1点ずつ。
それから木製の大きなボウル。サラダボウルとしても使えそうだし、鉢受けにしても良いかも。
そして組み紐のランプシェイド。柔らかい光を演出してくれそうだ。
あとはゾウ柄のポーチと小銭入れ。
鈴のついたゾウのキーホルダーに、陶器のオブジェ(?)。そしてサービスのステッカー……。
最後にオリジナルカレンダー。
私は毎年、福袋に入ってくるストールやベッドカバーを楽しみにしていた。けど、今年は入っていなかった……。
それから今までは初売りの日のレシートを金券(50%)として利用できたけど、それも今年はない……。
やはり円安の影響がかなり大きいのかも。いっそのこと、福袋も値上げして良い気がする。これまで採算度外視して、お得な商品を詰め込んできたのだから、そろそろ3000円くらいにしても誰も不満は言わないのでは……。
何より、お店があってこそなので、来年は値上げしてくれることに個人的に期待している!
・今回訪問した店舗の情報
店名 元祖仲屋むげん堂 参番組
住所 東京都渋谷区宇田川町4-8
時間 11:30~19:45
定休日 元日
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24