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【福袋2024】改善? 改悪? 大戸屋「まんぷく袋」のクーポン使用難度をどう解釈すべきか問題

2024年1月2日

店舗の味を再現できるさまざまな調味料が「これでもか!」と詰まった「大戸屋ごはん処」の福袋。米袋をモチーフにしたパッケージがユニークだが、なんと今年は本物の「米」を加えて販売された。

今回も「まんぷく袋 特盛」(税込5000円)と「まんぷく袋 大盛」(税込3000円)の2種類が登場。毎回の食事が割引になる「まんぷくーぽん」も、もれなく付いている。

しかし、このクーポンが思わぬ難題をもたらした。一緒に考えてみてくれないだろうか。


・「まんぷく袋 大盛」(税込3000円)

筆者が購入したのは「大盛」(税込3000円)。紙ヒモで縛られているので、ほどいて開ける。すると中には食品がいっぱい!

セット内容は以下のとおりだ。

・大戸屋謹賀 七福味 × 1箱(2個セット)
・まんぷくーぽん × 1冊(3000円分)
・大戸屋特製 黒酢あんの素(2~3人前) × 2袋
・しそひじき(50g) × 1袋
・もちもち五穀ご飯(30g) × 6袋
・ごまめしお(30g) × 2袋

このうち、もっと正月らしいアイテムが「大戸屋謹賀 七福味」だろう。“日本三大七味” と呼ばれる長野県の善光寺名物「八幡屋礒五郎」とコラボレーションし、干支がデザインされた大戸屋オリジナル缶に封入。

2個セットのうち「赤」は、黒胡椒や花椒がしびれる辛みを生み出す汎用性の高い七味。一方の「黒」は辛みを抑え、柚子(ゆず)や紫蘇(しそ)が香るさっぱりした七味だという。専用化粧箱に収められ、まるでギフトのような、この時期ならではの特別な商品だ。



「黒酢あんの素」は人気メニューを再現できる調味料。


「もちもち五穀ご飯」は混ぜて炊くと大戸屋の五穀ご飯になる。


このほか昨年同様「ごまめしお」や「しそひじき」など、大戸屋の味を再現できる調味料がセットに。


なんと、以上の大戸屋オリジナル商品だけで3260円相当! すでに元はとれている。けれどもやっぱり、お楽しみはクーポンブック「まんぷくーぽん」だ。



……はっ! 昨年と比較して大きな変化に気がついた!


なんと「満ぷくーぽん」から「まんぷくーぽん」のユニバーサルデザインに!!


違う、違う、そんなことはどうでもいい。300円割引券×10枚つづりなのは同じだが、今年の「まんぷくーぽん」は「1会計につき税込1000円毎に1枚利用可能」に。

これ、昨年は「1会計につき1人1枚利用可能(ただし会計が1人500円以上になっている必要あり)」だった。


待て待て待て待て。


もし1人で来店して「鶏と野菜の黒酢あん定食」(税込980円)を注文した場合、今年はクーポンを使えない。一方で、大食い自慢の3人で来店して5000円くらい使った場合、今年は5枚1500円分(昨年は3枚900円分)使えることになる。

1会計の支払い金額が多くなりがちな人には改善、1000円以下の注文が中心のライトユーザーには改悪になっている。

「もろみチキンの炭火焼きとしそひじきご飯定食」(税込980円)好きだったんだけどなぁ……。あとちょっとで1000円を超える、2000円を超える、というときには追加オーダーを考える必要があるな。筆者的にはこれはちょっと残念。

クーポンは購入店舗に限らず、大戸屋ごはん処全店(一部を除く)で利用できる。また、利用有効期限は2024年7月31日までと、少し長めになっている。



・「特盛」なら大戸屋オリジナル商品だけで4890円相当

このほか、上位モデルの「特盛」(税込5000円)になると、魚沼産コシヒカリ(2合)が追加されたり、「まんぷくーぽん」が2冊に倍増したりする。

予約販売分は年内に完売。店舗では2024年1月14日(日)までの期間中、数量限定で販売している。店舗ごとに在庫がなくなり次第終了だ。

オリジナルグッズだけでかなりのボリュームなので、そちらが目的ならクーポンを使い切れなくとも買って損はない。


参考リンク:大戸屋ごはん処
執筆:冨樫さや
Photo:RocketNews24.

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