コストコの「クリスマスLEDランタン」が最高にロマンチックだそうだ。アホな上司ことYoshioがセールで手に入れて興奮していた。スイッチを入れたらライトが点灯して、中のラメが粉雪のようにキラキラと舞い上がるらしい。いいですね。
そこで今回は、だいぶ唐突だがLEDランタンを冷凍庫に入れて凍らせてみることにした。果たしてどのような感じになるのだろうか。凍てつくように冷たい氷の世界をご覧ください。
・コストコのLEDランタン
ランタンの中には「クリスマスの夜に、トナカイの引くソリに乗って現れたサンタクロース」という世界が描かれている。
明るさもサイズもちょうどよく、玄関に置いたらクリスマス気分が盛り上がるだろう。値引きされていたら、つい買ってしまいたくなる気持ちも分かる。
しかし裏を返すと、クリスマスシーズン以外に使い道がない。クリスマス直前にセール品となるのもそういった理由だろう。どういう一手を打てば活路を見出せるのか……悩んだ末に、クリスマスで役目を終えたばかりのランタンを冷凍庫に入れてみることにした。
・翌日
翌日、LEDランタンを冷凍庫から取り出すと「クリスマスの街」は「氷の街」へと変貌を遂げているように見えた。
街に活気を取り戻すべく、ダッシュで電池をセット。
果たして、再びこの街に雪は降るのだろうか。スイッチを入れたら全く別の景色が見られるかもしれない。まだ見ぬ景色を拝むべく……
スイッチ……
ON!
こ、これは……
まるで伝説の都市!
一夜にして海に沈んだ幻の街が、氷漬けの状態で奇跡的に発見された瞬間のようだ。調査チームの報告書によると「約1万年前、サンタクロースと思われる人物が本当にトナカイにソリを引かせて空を飛んでいたことが分かりました」という景色。
また、ランタン全体が曇っていることでより幻想的な雰囲気が漂っている。ガラス面にラメがはりついているせいで雪景色が楽しめないのがやや残念なポイントだろうか。
しかし、シェイクをしたら……
ゆっくりと雪が舞い始めた。凍てつくように冷たい氷の世界に舞い落ちる雪。ファンタジーな世界。
ちなみにランタンを拭いたら……
ガラス表面に付着している氷が落ちて雪に見えた。ランタンの中と外の世界がつながったかのような演出も楽しめたのだった。
──というわけで、ランタンを凍らせたら幻想的な世界を楽しむことができた……が、別に凍らせなくても良いという結論に達した。現場からは以上です。
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.