独特なクセがあり好きな人と嫌いな人がハッキリと分かれるラム肉。数年前まで通な食べ物的な立ち位置だったが、提供するお店がじわじわと増えてきて身近な存在になってきた。

そんなラム肉を、ファーストフードという業態で提供するお店を発見した。それが東京・北千住にある「ハワイアンカフェ ラウラウラム」 だ。

世界中にファーストフード店は数あれど、ラム肉特化とは珍しい。気になったので実際に足を運んでみたら、ラム肉の新たな一面を知ることができた!

・ラム肉専門のファーストフード店

北千住駅東口を出て、大学通りを真っすぐ進むこと3分。左手に現れるのが「ハワイアンカフェ ラウラウラム」 だ。

ハワイアンカフェと名が付くだけあり、店内では店員さんが「マハロ~」と元気よく挨拶してくれる。東京のTHE・下町「北千住」で、こんな異国感を味わえる場所があったとは……!

メインのメニューは、ハンバーガー&15穀米を使用したヘルシーなライス料理各種。これら料理のほぼ全てにラム肉が使用されているから驚かされる。

今回は、店員さんオススメの「ラムパティのチーズバーガー」と「フライドラム」をテイクアウトしていただくことにした。



・ワンランク上のハンバーガー

こちらが、ラムパティのチーズバーガー(フレンチフライ付き 税込1320円)とフライドラム3種(3ピース 税込1140円)である。

まずは、ラムパティのチーズバーガーからいただく。とろりとしたチーズが食欲をそそるビジュアルだが、ラム肉のハンバーガーを食べるのは初めてなのでドキドキだ。

具材はラムパティとチーズ、レタス・トマト・レリッシュ・マヨネーズ。

ラム肉特有の臭さが全くなく、ミルキーでお上品な風味が鼻から抜ける。シンプルな具材とシンプルな味付け故に、ラムの風味が際立って超ウマい。

レア状態のパティはとても柔らかく、頬張るほど肉汁が出てきて最高だ! パティがラムに変わるだけで、ワンランク上のハンバーガーを食べているかのような印象を受けた。

また、ビーフパティのハンバーガーと比べ、油っぽさが少なくサッパリとしてヘルシーなのも嬉しい。


お次は、看板メニューの「フライドラム」をいただこう。オリジナルスパイスでラム肉をフライにした、ありそうでなかった一品だ。

サクサクの衣とジューシーで柔らかいラム肉の相性は抜群で、噛みしめるたびに食感が楽しい。先ほどのハンバーガーと比べ、ラムの風味をよりガツンと味わえるのもポイント!

プレーンはクミンスパイスが効いたエスニックな味わい、レッドホットはキレのある辛さがラムの風味を引き立てる味わい、ペッパーは濃い目の味付けでジャンキーな味わい。と、三者三様でどれも美味しい。(左から、プレーン・レッドホット・ペッパー)

嫌な臭みは一切無いものの特有の風味はしっかりと感じるので、万人に対してよりかはラム好きの方に自信を持ってオススメしたい一品だ! 個人的にフライドチキンよりも、こちらの方が好きかもしれない。



・ラム肉の新たな一面

普段食べなれているはずのファーストフードだが、ラムのミルキーな風味が加わることによって、ここまで美味しく変化するとは驚きだ。

もしかしたら、串焼きやステーキでいただくよりも、しっかりと加工をして食べた方がポテンシャルを最大限に発揮できるのかもしれない。新たな一面を知れた気がする。

とにかく手軽に上質なラム肉を堪能できるので、ぜひ「ハワイアンカフェ ラウラウラム」へ足を運んでみて欲しい。ラム肉に対するイメージが更新され、新たな美味しさを発見できるはずだ。

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 ハワイアンカフェ ラウラウラム
住所 東京都足立区千住旭町35-17 クレール北千住1F
時間 10:30~21:00(L.O.20:30)
休日 不定休

参考リンク:ハワイアンカフェ ラウラウラム
執筆:イナバタクヤ
Photo:RocketNews24