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【奇跡】グルメライター格付けチェック『ビーフジャーキー編』:第41回 →「山形県産黒毛和牛ジャーキー」vs「イオンのジャーキー」

2023年11月28日

ネットでグルメ記事を執筆するグルメライターたちの味覚は信用に値するのか? そんな疑問に体を張ってお応えする企画『グルメライター格付けチェック シーズン2』も、今回を含め残り10回となった。

上位につける者、成績が振るわない者……などなど順位争いも混沌としてきたが、第41回は「ビーフジャーキー編」をお届けする。結論から申し上げると、今回は「奇跡が起きた回」と認定していいハズだ。

・食べたことが無い参加者も

簡単に言うとビーフジャーキーとは、肉を干した保存食のことである。酒のアテとして知られ、国産物よりは天狗のマークの「テングブランド」などが有名だ。小さい頃、父親が海外に行くたびに買って来てたなぁ。

そのビーフジャーキーは「結構食べる」という参加者と「全く食べない」「食べたことが無い」「ほぼ食べない」という参加者で真っ二つになったことが大きな特徴だ。ビーフジャーキーをよく食べる方が有利なのか? それとも……?

・高い方を当てる

で、ここで『グルメライター格付けチェック』のルール説明をしておきたい。参加者は目隠しをしたまま “超高級食材” と “普通の食材” を味見し「どちらが高いか?」を当てる。ウマいマズい、好き嫌いは関係なく「高い方」を当てれば正解だ。

今回用意した高級食材は「山形県黒毛和牛ジャーキー」で、価格は30グラム入りで648円。山形の豊かな自然ときれいな水、生産者の愛情を一身に受けて山形県内で育った山形牛を使用した高級ビーフジャーキーである。

もう一方はイオンで購入した「トップバリュービーフジャーキー」で、価格は10グラム入りで100円。重量を考慮すると価格差は2倍強という計算だ。なお、素材はニュージーランド産ビーフ100%とのことであった。

ビーフジャーキーを比較的よく食べているのは現在首位の私、P.K.サンジュンと最下位のYoshioの両名。迷いながらも参加者たちが導き出した答えはというと……!



サンジュン:B「迷うけどこれはAかな~? AとBを比較したときに、明らかにBの方が塩分と旨味が薄いんだよね。Aは感動こそしなかったけど、昔から食べてる海外の味がした。

ということは待てよ? 山形県産が高いならBが高いのか? うーーーーーん。じゃあBにする。正直Aの方が好きなんだけど、今まで食べたこと無いのはB。Bは外国の味がしなかった


GO羽鳥:A「どちらかと言えば苦手なんだよな~。ほぼ食べたことが無い。あれ? 食べると結構美味しいじゃん。なんかコンビーフみたい。で、答えはAだね。美味しかったのがAだった。

Aは牛の味がして美味しかったんだけど、Bはちょっと味が雑。少なくともコンビーフではなかった。極論をいうとBはカップラーメンに入ってそう。コンビーフ感を信じてAだ


中澤:A「ビーフジャーキーは1度も食べたことがないかもですね~。うわこれは難しいな~。賭けだけどこれはAかな? Aは噛めば噛むほど味が出て来たし、牛の旨味があった。

Bはそもそも噛めないし、味が出てこない。素材の味がそんなにしなかった。でもAは味が単調ではなかったし、噛んでいるうちに肉の味が出て来た。知識は無いけどAにします」



あひるねこ:A「言い訳じゃないんですけど、ちょっと風邪っぽいんですよ。ビーフジャーキーもそんなに食べたこと無いし。うわ~、味が違うな。どっちが高いんだ、これ?

でもAですかね? Bは味が薄いし、Aを引き延ばしたような味というか。僕の鼻が詰まっている説もありますけど、Bはよっちゃんイカみたいだった。美味しいのがAなのでAでいきます」


砂子間:A「天狗のデザインのビーフジャーキーは食べたことありますね。最初Aの方が安いと思ったんですよ、味がしなかったので。ただBはそれ以上に薄かったんですよね。

Aがそこまで優れてるビーフジャーキーだとは思わないけど、Bは味も香りもA以下でした。ちょっとがっかりするくらいBがダメ。Bにはもうちょい頑張って欲しかったですね」



佐藤:A「普段からビーフジャーキーは食わんな~。うーん、Aだけ食べてもわからんな~。あ、Bは全然違う。うーーーーーーーーん、決めました。まあでもAが高いかな?

Aは肉感が強いけど、Bは嚙んでても味が出てこなかった。Aを食べた後だと結構落差が激しいかな。金を出すならA。Bはすっぺんすっぺん(?)な感じがした。でもわかんないわ」


Yoshio:B「ビーフジャーキーはコストコのを買って食べてるよ。で、高い方はBでございます。Bは肉の旨味が出て来たし、その旨味がスーーーッと後を引いてた。

その点、Aは肉の旨味が持続しない。言い過ぎかもしれないけどAは駄菓子屋っぽい感じがしたかな? Bの方がコンマ何秒か味が強かった。はい、非常にいい問題だったと思いますよ」



今回は7名が参加し、答えは「5 : 2」に割れた。奇しくもビーフジャーキーをよく食べる首位と最下位の2人が同じ答えを選択しているが、さあ答えはどっちなんだ! Yoshioと同じ答えこえええええええ!!


キャーーーーーーー!


どっちが山形県産黒毛和牛なんだーーーー!!!!!


正解は……


B!!!!! Bが山形の黒毛和牛!!!!!


おっかNEEEEEE! 今回は裏をかいたらマジで迷った!! 正直Aの方が美味しいと思ったけど、Bは外国の味がしなかったんだよ! 過去にまあまあビーフジャーキーを食べた経験が活きた!! 父ちゃん、どうもありがとォォオオオオオオ!



正解で33勝8敗(正解率80.4%): サンジュン「Bは外国の味がしなかった」


不正解で27勝8敗(正解率77.1%): 中澤「噛んでいるうちに味が出て来たA」


不正解で23勝13敗(正解率63.8%): あひるねこ「Bはよっちゃんイカみたい」


不正解で24勝16敗(正解率60%): 砂子間「Aが優れているとは思わないけどBが下回ってきた」



不正解で22勝15敗(正解率59.4%): GO羽鳥「コンビーフみたいで美味しかったAにする」


不正解で20勝15敗(正解率57.1%): 佐藤「Bはすっぺんすっぺん(?)だ」


正解で17勝17敗(正解率50%): Yoshio「非常にいい問題だったと思いますよ」



というわけで、奇跡的に首位と最下位だけが正解だったビーフジャーキー編。己のプライドを賭けたガチガチのガチ企画『グルメライター格付けチェック シーズン2』は残り9回を予定している。最後に笑うのは、そして最後に泣くのは……誰だ?

執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.


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