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なみなみカレーラーメンに揚げたてとんかつドーン! 群馬の『カツカレーラーメン』は “一体感” がハンパなくて最高だった / 前橋市「太田食堂」

2023年10月15日

日本の国民食である「とんかつ」、「カレー」、「ラーメン」。今日の “ごはん” は何にしようかと迷ったら、これらの料理を思い浮かべる人も多いことだろう。

そんな人気の3品をダイナミックに合体させたグルメが群馬に存在するらしい。場所は豚肉グルメの街・前橋市。

今回は前橋名物のとんかつが乗っかったカレーラーメンを味わってみることにした。


・客足の絶えない人気店「太田食堂」

『カツカレーラーメン』で有名な「太田食堂」に到着。時刻は午前11時半、開店30分で店先の駐車場は満車状態。

少し歩いたところにある専用駐車場も車でほぼ埋め尽くされている。平日だというのに賑やかさがハンパない。


入店すると厨房から気持ちのいい「いらっしゃいませ!」の挨拶が響き渡る。接客は丁寧かつエネルギッシュで実に心地いい。

昭和の面影を残す店内。広い座敷やテーブル席があって結構くつろげそう。かなり混み合っていたものの、ぎりぎり待たずに着席できた。


・迫力満点の『カツカレーラーメン』

それではメニューをチェックしてみよう。とんかつをメインとした定食類が充実している印象だ。なかなかラインナップが豊富である。

あれもこれも食べたくなってしまうが、グッと我慢して目的の『カツカレーラーメン(税込900円)』を注文。


待つこと約10分、名物ラーメンがもうもうと湯気を立てて運ばれてきた。直径約25センチのどんぶりには溢れんばかりのカレースープ……中央に揚げたてのとんかつがドーンと鎮座している。

す、すごい迫力。まるで絶海の孤島。チャーシューやナルト、メンマなどもトッピングされていて彩りが豊かだ。


まずはカレースープを味見。思っていたよりもサラッとした飲み口。やや甘口であとから辛さがジンワリとやってくる。家庭的でどこか懐かしさを感じる味わい


つぎに麺をすすってみる。もっちり感のある中細麺にスープがよく絡んでウマい。きざみネギのシャキシャキ感、わかめのコリコリ感も加わって箸がどんどん進む。


そしてサクサクの衣をまとったとんかつ。滴る肉汁に食欲がますます加速。

ひと口頬張ってみると、柔らかくて超ジューシー。肉厚で食べごたえ抜群だ。


食べ始めてから6〜7分経つと、とんかつに変化があらわれてきた。衣がスープをたっぷりと吸い込んでヒタヒタになっているではないか。

サクサク感が失われて残念……と思いきや、とんかつとカレーの “一体感” が増してヤミツキになるほどウマい! 噛めば噛むほど肉汁とスープが混ざり合って最高……。


試しに備え付けの特製ソースも活用してみる。ヒタヒタの衣に甘じょっぱいソースがよく馴染んで……これまた美味ッ!


ソースを加えると酸味が効いてイイ感じにサッパリする

麺とカレースープの量が結構あるため、ソースで少し味変するのもオススメ。

とんかつにかじりつき、麺とスープを夢中ですすりまくっていたら、あっという間に完食。まるでデカ盛りグルメを食べ切ったときのような達成感。お腹いっぱい食べられて幸せ。

太田食堂の『カツカレーラーメン』は、「とんかつ」、「カレー」、「ラーメン」を見事に組み合わせた絶品であった。着丼したときのインパクトはハンパなかったし、ボリュームも思っていたよりたっぷりで大満足。

豚肉グルメの街・群馬県前橋市を訪れる機会があれば、ぜひ味わってみてはいかがだろうか。


・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 太田食堂
住所 群馬県前橋市粕川町膳487-39
時間 ランチ11:00〜14:00 / ディナー(冬季)17:00〜20:00、ディナー(夏季)17:30〜20:00
休日 日曜日・祝日

参考リンク:Instagram @tasyoku_gunma
執筆:古沢崇道
Photo:RocketNews24.
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