どこでも手軽に食べられる高カロリー、高脂質の国民食である「唐揚げ」。デブ活まっしぐらのメニューと知っていても、ついつい食べてしまう。唐揚げの専門店がその数を増やしているのはご存じのことだろう。
そんな世間の流れのなか、面白そうなデリバリー専門の唐揚げ店を発見。そのお店とは『から揚げの革命』。グルメ評論家でタレントのフォーリンデブはっしーさんがプロデュースしているお店だ。ちなみに私(耕平)は、フォーリンデブはっしーさんの各SNSを頻繁にチェックするほど、グルメに関して絶対的に信頼を寄せている。
期待を込めてさっそく注文したところ……届いた商品を見て、開いた口が塞がらなくなる事態に陥った。いったい、フォーリンデブはっしーさんが手掛けた唐揚げメニューとは? それは規格外とも言える、とんでもない化け物レベルだった……。
・巨大すぎる唐揚げ
『から揚げの革命』は、この記事の執筆時現在で全国に36店舗を展開している。「Uber Eats(ウーバーイーツ)」、店舗によっては「menu(メニュー)」からも注文が可能だ。今回注文したのは、「デカ! ザク! から揚げボックス 3個パック(980円)」と「デカ! ザク! から揚げ3個丼(1170円)」の2種類。
注文してから30分程度で、玄関前に商品が届いた。手に取った瞬間、ズシリと手に重みが乗る。この時点で普通じゃないことが容易に想像できた。まずは袋から「デカ! ザク! から揚げボックス 3個パック」を取り出すと……
えっ? 3個なのに箱が異常にデカい??
箱はカワイイが、きっとこの中には、とんでもないものが潜んでいるに違いない……そんな想像を駆け巡らせながら、箱を開けてみる。
は?
これ、唐揚げかよ……チキンカツの間違いじゃないか? と思えるほどの巨大サイズ。とにかく、こんなデカい唐揚げは見たことない。さすが、はっしーさん……恐るべしだ。ちなみにスーパーで購入した、普通の唐揚げと比べてみると……
実に4個分の差があった。
ということは、1番少ない3個セットでも普通の唐揚げ12個分になる計算だ。メニューの中には「10個パック(2980円)」というのもあるので、軽い気持ちで注文してしまったら、40個分に相当する唐揚げが届いてしまうことになる。考えただけでも恐ろしい……。
またデリバリーメニューなので、食べる際には当然、温めが必要である。その方法は箱のフタの裏に記載してあった。
レンジもいいが、サクサク感を味わいたいため、ノンフライヤー調理器で温めていく。
・デカすぎて……
そして食べようとして、箸で持ち上げたところ……
重すぎる。
っていうか、普通に口に入るかどうかもわからないような大きさなので、半分に切って口に運ぶ。
おー、これは新しい!
まず、特徴的なのは衣だ。クリスピーな食感で、商品名のとおり今まで食べた唐揚げで1番ザクザクしている。ディップソースが1個ついているが、この量なのであくまでも味変用なのだろう。
もちろん、鶏肉もジューシーな仕上がりだ。
このサイズでサクサクでジューシーな唐揚げ……これはたしかに「革命」と呼んで差し支えないだろう。だいぶ食べたところで、チーズカレー味のディップソースをつけてみる。
うん、これもあり!
現時点でディップソースは9種類あるらしい。ちなみに3個とはいえ、この唐揚げの量に対してディップソース1個だと明らかに少ないことがわかる。
・丼はもっとヤバかった……
次に「デカ! ザク! から揚げ3個丼」を食べてみる。説明の必要はないと思うが、先ほどの巨大な唐揚げ3個が乗った丼だ。
で、ここで問題。唐揚げが巨大すぎて、丼としてそのまま食べるのが難しいことが発覚。そもそも唐揚げだけでも箸で持ち上げるのが大変なのに、さらにご飯を一緒に食べようとなると物理的に不可能だ。
というわけで、唐揚げを丁寧に切り分ける。1個につき普通の唐揚げ4個分なので、4等分に切り分けてみる。
それを、ご飯に乗せて……
「スパイシーカレー」と「タルタル」の、2種のディップソースを……
それぞれ、かけて……
完成!!
このくらいの大きさだと、唐揚げとご飯が一緒に味わえる。まずは「スパイシーカレー」をかけた方を口に運ぶと……
これは美味い!
ぶっちゃけ1人で食べると唐揚げ単品の3個セットといえども、普通の唐揚げで12個分のボリュームなので、少し飽きが来るかもしれない。
しかし、丼となると話は別。なにせ衣の食感とご飯の柔らかい食感のギャップ、そして唐揚げのジューシーさとディップソースのアクセントが、今まで食べた唐揚げ丼にはなかった新感覚だ。
次に「タルタル」の方を食べてみると……
Yes! フォーリンデブ!!
唐揚げという高カロリー、高脂質の食べ物に加えて、さらに高カロリー、高脂質を被せてくる。もう「背徳」という言葉以外見つからない……。明らかにデブ街道を突き進んでいる自覚はあるが、感情を止めることができない。
そして、気がついたら半分食べ終わっていた。
さらに夢中で食べ進めて、残り一口。
時間にして、10分もかからないうちに完食!
──いったいこの短時間で、どのくらいのカロリーと脂質を摂取しただろう……ただ、それと引き換えに食べている最中の幸福感はハンパなかった。これを自宅で堪能できてしまうという現実。恐ろしい時代になったものだと、改めて実感した。もしあなたが『から揚げの革命』を注文できるエリアにお住まいなら、この背徳感を体験してみてはいかがだろうか?
参考リンク:から揚げの革命
執筆:耕平
Photo:RocketNews24.