悪い癖がついてきてますね……。ゴルフスクールの先生が深刻そうな顔でそう言ったのは先日のこと。ゴルフ歴2ヶ月とペーペーの初心者である私は泥沼のようなアイアン沼を抜け出せない……どころか、むしろ深みにハマっていた。
一体いつになったら上手になるんだろう。悩みに悩んだ私は、気がつくとAmazonで「とある商品」をポチッていたのだが理由は他でもない。なんと装着することで理想的なボディターンがマスターできるというグッズがあったのだ! これを使えば沼から抜け出せないか!?
・矯正グッズの詳細
このたび購入したのは「YAMANI(ヤマニ) パーフェクトローテーション ミドル QMMGNT21」というもの。値段は2023年9月12日の時点で2715円だった。
なんだか風船みたいな見た目だが……
その実力はなかなか頼もしい。装着することで「胸や肩の正しいターンが体感できる」「腕と体が同調したボディターンスイングをマスターできる」「手打ち、オーバースイングを防止」の3大効果が期待できるらしい。
気を抜いたらすぐに手打ちマンになってしまう私にとってはありがたい! ツアープロコーチ監修というのも良さそうだし、何気に小さく折りたたんで持ち運べるのも気に入った!!
・使ってみた
これで効果があるなら安い投資も安い投資である。さっそく実戦投入してみたのだが、使い方はまったく持って難しくなくとにかく楽チン。付属のストローで空気を入れるだけで準備OKな上、あとは固定用ベルトを左腕に装着して両肘〜上腕部でボールを挟めばいい。
それではやってみよう。説明書に書かれていた通り、とりあえずはハーフスイングから始めて徐々に振り幅を広げていく。そして感覚がつかめてきたらフルスイングで練習しましょうとのことだったので……
やってみたら……
……!!!!
ぶっちゃけ窮屈で打ちにくく、ボールがとんでもない方向に飛んでいくことも多々あった……のだが、なんだかやっているうちに下から上にクラブを振れるようになった……ような気がする。
何度か練習で繰り返し使っていると、まっすぐ飛ぶようになってきているのを実感。次に器具を外して打ってみたら、以前よりスライスしなくなっているのが自分でも分かった。これは効果あったのか……!?
いや、きっと私にはあったはず。これまでだと上からクラブを振り下ろす “手打ちマン” だったが、窮屈な打ち方から「骨盤を意識して打てる」ようになったから。その感覚がつかめたのは大きい。
そしたら不思議なもので先生からも褒められるようになり、あれよあれよという間にアイアンのネクストステージであるドライバーに進むこともできた。アイアン沼に苦しんでいた私は突如として覚醒。これまでの苦労がウソみたいである。
まぁドライバーになったらなったでうまくいかず、またしても高すぎる壁にぶち当たっているのだけれど……。ドライバーって飛距離が出るものだと思っていたが、今のところ全然そんなことない。ホントに200ヤードとか飛ぶようになるのか!?
・練習あるのみ
私のように長いトンネルで出口が見えないなんて人は、こういった矯正器具を使ってみるのもいいかもしれない。少なくとも私はボールを腕に挟むことで、感覚をつかめたというかトンネルから抜け出せたのだから。そうそう、ベルトがついているからボールがイチイチ落ちないのは使いやすかった。
それにしても、ゴルフは簡単に見えてやってみると本当に難しい。とにかく今の私は練習あるのみ。コースデビューを目指し、ドライバーも少しずつでいいからきちんと打てるようになりたいところだ。
参考リンク:Amazon
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.