かねて気になっていたのだが、はごろもフーズの「シーチキン」にはいろいろな種類がある。魚種を示す「ファンシー」「L」「マイルド」というのがあって、それぞれの調理法に「油漬」「油入り水煮」「調理品」など、カテゴリーが多くよくわからない!
ワシャ、純粋なシーチキンが食いたいんじゃ! という人にオススメしたいのが、そのものズバリ! 「シーチキン 純」である。純度の高さをたしかめるために、他の商品と食べ比べてみたら、圧倒的な純度だった!
・純度の高いシーチキン「純」
先にザックリと解説すると、魚肉の種類を示すファンシー・L・マイルドはそれぞれ、びんながまぐろ・きはだまぐろ・かつおのことを指している。したがって、シーチキンファンシーといえばびんながまぐろが原料ということになる。
なお、2023年8月より新しく「シーチキン Every」が発売開始となった。これの原材料は「ブリ」である。ブリとEveryをかけたのね、うん。
そのほかレア商品の1つに「シーチキンとろ」がある。これはまぐろ全体でわずか1パーセントしかとれないという「とろ肉」を手作業で缶に詰めた、贅沢な一品だ。
いろいろあるなかで、私(佐藤)が最近発見した商品が「シーチキン純」だ。「まぐろと天然水」というサブタイトルがついており、「食塩不使用」「オイル不使用」のきはだまぐろ水煮である。
名前からして混じり気のなさが強調されている訳だけど、どのくらい純度が高いのか、他の商品と比べてみたいと思う。
ということで、Lフレーク(まぐろ油入り水煮)・マイルド(かつお油入り水煮)・マイルド(オイル不使用:かつお調理品)。そして純の4種を購入してきた。
正直なところ、見た目にそれほど違いはなさそうだが……。ちなみに形状については塊のままの「ソリッド」、大きくほぐした「チャンク」というのもあるのだが、今回は細かくほぐした「フレーク」のタイプで統一している。
まずはびんながまぐろを使ったLフレーク。私にとって、馴染みの深いシーチキンはコレだ。油に浸したまぐろの味に懐かしさを感じる。この味この食感こそ、私の知るツナマヨのツナである。
次にマイルド。いまさらだが「マイルド」がかつおだと知らなかった。シーチキンは漏れなくまぐろだと思っていた私は、かつおすら見抜けぬバカ舌かも……。それはさておき、まぐろに比べて肉質はやや柔らかい。こちらも油が入っているので、そのまま食べると口の中が重くなる感じは否めない。
続いて、同じくマイルドのオイル不使用。近年は健康志向の高まりを受けて、低カロリー高たんぱく商品がもてはやされている。そんな背景を感じさせる油を抜いた商品だ。
実際カロリーは先の油の入ったマイルド(92キロカロリー)と比較して、約半分の44キロカロリー。シーチキンの味を象徴する油を抜いたことによって、食感は軽やかで後味さっぱり。ダイエッターには嬉しい商品のはず。
そして最後に純である。きはだまぐろと天然水だけ。こちらも油が入っていないので独特の臭みはない。食品添加物も入っていないので、非常にシンプルで素朴な味わい。塩すら入っていないので、ぶっちゃけ味気ないが、どうとでもアレンジできそうだ。
「純」が示す通りに、純度の高いシーチキンといって差し支えないだろう。良い意味で味がねえ!
ということで、純は純のまぐろでした。これこそ、ダイエット中の人にオススメしたい商品。1缶(70g)でたんぱく質が13.4g、脂質(0~0.5g)も炭水化物(0.1g)もほとんどないに等しい。コレでダイエットを加速させてくれよな!