2023年9月16日。とうとうこの日がやってきた……そう、バーガー界の “尖り枠” こと「ドムドムバーガー」の知名度を、再び全国区に知らしめたと言っても過言ではない、立役者的なメニューである『丸ごと!! カニバーガー』が限定復活したのだ!
私(耕平)のドムドム愛は昨年初めて福袋を購入したときに遡(さかのぼ)る。この日に食べた「丸ごと!! カマンベールバーガー」に衝撃を受け、今年も福袋を購入。ここ最近は「とろけるチーズカレーバーガー」や「台湾ミンチのニラたまバーガー」などの新商品も欠かさず食べている。しかし運悪く、このメニューを食べる機会に恵まれることがなかった。
そして今、バーガー界が「月見戦争」で揺れているなか、空気を読まず、満を持してこの商品をブチ込んでくるあたりは、さすが我らのドムドムだ。さらに今回は新味のガーリックバターソースを使った『ガリバタガニ』も登場した。ということで、さっそく2種類を食べ比べてみたぞ!
・今回も期間限定
販売日当日、私は真っ先に自宅から1番近い、千葉県にある「ドムドムバーガー マルエツ東習志野店」に足を運んだ。
今までも『丸ごと!! カニバーガー』は、期間限定という形でたびたび販売されている。ちなみに前回は5月18日〜21日の4日間限定で販売されていた。なお今回の限定販売に対する終了日は、まだアナウンスされていない。
「カニを丸ごと挟んじゃいました♪」みたいな軽い感じのキャッチフレーズ的なものが書かれているが、まぁまぁイカれたことやっていることにドムドムは気づいているのか? なんて思いつつ……
新味の『ガリバタガニ』に期待を寄せる。
お店に入って注文。揚げたてを提供するためオーダーが入ってから作り始めるので、運ばれてくるまで約10分ほどかかる。そしてとうとう、憧れのメニューが目の前に!
・マジで丸ごとだった!!
2種類ともに税込で1190円。バーガー類としては高い部類に入るが、カニが丸ごと1匹入っているというだけで、やけに納得してしまう価格だ。そして特徴的なのは、カニに刺さっているドムドムの旗。
ちなみに『ガリバタガニ』の方は、色違いで緑の旗が刺さっている。
そしてバンズを開けてみると、そこにはカニが縮こまった感じで姿を現した。
バーガーから引っ張り出してみると、改めて「丸ごと」の名に恥じない、そのまんまのカニが入っているという実感が湧いてくる。
・丸ごと実食!!
それではとうとう実食を始める。まずはノーマルの『丸ごと!! カニバーガー』から。
おー、これか!!
「ソフトシェルクラブ」という脱皮したての殻のやわらかいカニが使われているので、食べにくさは全くない。何よりスイートチリソースがバッチリ合っている。
そして他の具材との相性も良く、カニバーガーといえどカニの風味だけが前面に出ず、ちゃんと口の中でうまく融合する。むしろカニは、食感のアクセントのような役割を果たしているんじゃないか? という気もしてきた。
次に『ガリバタガニ』を食べてみる。
うん、なるほど。
ガーリックとバターという組み合わせは、その美味さゆえにどの食材も素材そのものを消されがちだ。ただし、このバーガーに関しては前面に出てくるわけではなく、後から鼻に抜けてくる感じがある。
要するに「ガリバタ」の主張が、素材の風味を消さない程度に味付けされている。これは食べやすいと率直に感じた。
そして完食。2つの旗だけがトレーの上に残る。
・率直な感想
食べ終わって改めて思う。ハッキリ言おう……バーガー界において “素材” という観点で1番ブッ飛んでいるのは、ドムドムの「丸ごと!! シリーズ」だと私は思っている。冒頭に話した「丸ごと!! カマンベールバーガー」の他にも、過去には約20cmの揚げたカレイがバーガーからハミ出た形で提供される「丸ごと!! カレイバーガー」という商品もあった。
そのシリーズの先駆けである『丸ごと!! カニバーガー』を食べられたことが、何よりの収穫だった。そして今回は2種食べ比べたわけだが、あえて優劣をつけるとしたら、ノーマルの『丸ごと!! カニバーガー』に軍配を挙げるだろう。
理由はズバリ「スイートチリソースとの相性が最強」。これに尽きる。
──ということで、まだ『丸ごと!! カニバーガー』を食べたことがない人で、近くに店舗がある人は、ぜひ一度食べてみてほしい。ただ、決してドムドムという名の狂気に触れすぎてはいけない。なぜならハマってしまったが最後、ノーマルの世界には戻って来れなくなるから……。
参考リンク:ドムドムバーガー
執筆:耕平
Photo:RocketNews24.
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