最近ずっとこればっか食っている。ファミマの「シビれる辛さがクセになる麻辣花生」だ。お値段138円。商品名で全てが把握できそうに思うのだが、実態も名前の通り。
カラいピーナッツに、輪切りのけっこうデカいドライな唐辛子が入っており、そこに花椒を効かせたお菓子。これがマジでうめぇ。何か入ってんじゃないかってくらい食べだしたら止まらない。
・カラい
私の中でのコイツの位置づけは、ストロングタイプの柿ピー。柿ピーでもいいけど、もうちょっと強めのシゲキが欲しい気分で何となく手を出してみたのだ。
そうしたら、もう止められない止まらない……! ピーナッツ単体は程よくピリッとする程度で、言うほど辛くは無い。
そこで嬉しいのが、このゴロゴロ入っている、そこそこデカい輪切りの唐辛子。
コイツの辛さがマジでうんめぇの。そこそこドライ気味で中心部が空洞なので、ワシュッとした特徴的な食感。そして舌を襲う、バチン! と張り手打ちされた時のような、即効性のある表面的な辛さ!!
ンンンンンン~~~~!!! たまらねぇッ!!!! カリカリでピリッとするピーナッツと、ワシュワシュでバチバチな輪切り唐辛子のコンボのウマさは、すぐにDNAに到達する。
それだけではない。この麻辣花生にはまだ隠し玉があるのだ。それが花椒。
お分かりいただけるだろうか? このピーナッツよりもだいぶ小さい、赤黒いヤツだ。これが最強にいい仕事をしている。
ピーナッツ表面にまぶされている麻辣シーズニングと輪切り唐辛子の辛さは、あくまで表面的。まるでストロボの光のように一瞬だけ強い主張をするも、そう長くは続かず消えていく。
深みと持続性が足りないという弱点があり、両者のみでは ここまでの中毒性は発揮できなかったろう。そこを補完するのが、この小さいボディながらも絶大なパワーを秘めた花椒。
こいつの辛さは唐辛子とは全く別物。ウナギにふりかける山椒と同系統(山椒は熟す前の果実からで、花椒は熟した果実で作られる)のビリビリと痺れるような辛さ。
しかも持続力があり、特有の強い香りも持っている。こうして唐辛子と花椒による、全く違った2種類の辛さが合わさり、激ウマなカラさを発揮している。
麻辣風味なピーナッツをポリポリしながら、輪切り唐辛子にバチンとビンタをされ、花椒にビリビリと感電させられる快感……!! 柿ピーでは満足できない体にされてしまった。
これは本当に中毒性が高い。ファミマで売られているものの中で、最も危険なブツと言っていいかもしれない。しかもお値段たったの138円。ぜひ皆さんも試してみてくれ。24時間晩酌が終わらない。