ティービバレッジに特化した「スターバックス ティー & カフェ」は2023年7月現在、全国にたった10店舗しかない。そして当然ながら、都会を中心とした展開である。
なかなかどうして、田舎暮らしの記者には遠い存在だ。数年後、いやもしかしたらもっと先に地方にもやって来るかもしれないが、しばらくはその実態を知らぬまま暮らすしかないのだろう。
そう諦めていた時に、出かけた先でたまたま「スターバックス ティー & カフェ」を発見した。これは……行くっきゃないでしょ!!!!
・緑じゃない
「スターバックス ティー & カフェ」とは、冒頭に書いた通りでティーをメインとするスタバの店舗だ。これまでのお茶の概念を、さらに広げるメニューが取り揃えられているとのこと。
スタンダードなスタバの店舗で味わうことができるティー系商品は、どれもこれも美味しい。さらに専門的な店舗で提供しているオリジナルドリンクとなれば、その味は言わずもがなであろう。
とは言え、繰り返して申し訳ないが店があるのは都会だらけ。ただし記者が暮らしている場所的に、足を延ばせば行けなくはない。そちら方面に何か用事ができた際にでもと思っていたら、つい先延ばしになっていたのだ。
そんなある日のこと、運よく「スターバックス ティー & カフェ」に遭遇。しかしあんなにもいつか行きたいと楽しみにしていたのに、はじめはソレだと気が付かなかった。
何故ならば、店舗ビジュアルや装飾に緑っぽさが見られないからだ。スタバと言えばロゴをはじめ、店員さんが身に着けているエプロンなど、とにかく緑なイメージだ。
それが「スターバックス ティー & カフェ」は外装や店内の色が黄色と言おうか黄土色と言おうか、そんな感じなのだ。店頭にスターバックスと看板がかかっているのを見て、ようやく「これがあの……」と気付いた次第である。
こちらの店舗カラーはどこか日本茶や中国茶をイメージでき、ホッとする色合いだ。さすがの人気っぷり、店内を覗くと列が見える。いざ続けとばかりに記者も入店だ。
・見たことがない商品ばかり
メニュー表を見ると見たことがない商品ばかりで、わくわくする。また意外だったのが、スタバのエスプレッソビバレッジも用意されている点だ。
コーヒー系は定番商品さえあれば満足で、どちらかと言えばティー系が好きという人にとって、とてつもなく重宝する店ではないか。近所にある人、いいなあ。
そしてわかっちゃいたが、ティービバレッジの幅が広すぎる。なんだなんだ、和三盆抹茶ティーラテって。普通の抹茶ティーラテとは違うのかい?
アイスティーやホットティーも、めちゃめちゃ種類があるではないか。これは困った……全部飲んでみたい。
どうしようどうしようと散々迷った挙句「ゆず & シトラス ラベンダー セージ ティー フラペチーノ(店内飲食税込760円)」を注文。
サイトを開き商品説明を読むと
りんご、パイナップル、オレンジ、ラベンダー、セージ等をブレンドしたシトラス ラベンダー セージ ティーにシトラス果肉、ルビーグレープフルーツジュレを合わせたフラペチーノです。
洗練されたブレンドティーの本格感とフルーツ感を同時に楽しめる新感覚のフラペチーノです。
と書かれており、シトラスラベンダーセージティーの味が想像できないし、ルビーグレープフルーツジュレって何ぞやと、とにかくわからないことだらけ。
記者は週1~2でスタバに行く、まあまあのユーザーなのだが、そこまでしていてもまだ知らない情報が出て来ることに感動する。どこまで引き出しが多いのだ、スタバよ……!!
どきどきしながら待っていると、鮮やかな色のフラペチーノができあがって来た。全体的に黄色で、これがシトラスラベンダーティーの色なのだろうか。
3層くらいに分かれた見た目をしているが、どこがどの材料なのかまるでわからなくて楽しい。いそいそと飲んでみると、とってもスッキリした味わいだ。
グレープフルーツとシトラスの酸味が、暑い時期にぴったりで、ゴクゴクと飲めてしまう。飲みごたえと新しさと両方を楽しめて、初訪問にしては我ながらナイスな選択だったのではないだろうか。
言うまでもなく「スターバックス ティー & カフェ」は文句の付けどころがなく、大満足。
しかし困ったことに、知ってしまったが故ではあるが「近くに店舗がある人がうらやましい……」と、未体験時よりもさらにスターバックス ティー & カフェへの思いが募ってしまったことだけは確かだ。
これからはまた次、行ける機会をうかがいつつ、商品のチェックなどに勤しみたいと思っているぞ。
参考リンク:スターバックス ティー & カフェ
執筆:K.Masami
Photo:Rocketnews24.
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▼見たことがない商品ばかり……! 楽しい!!