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【大人気】ワークマンのマウンテンバックパック「イナレムギア シェルパック80」が超本格的!しかし海外旅行用の荷物を詰めてみたら気になる点も発見した

2023年7月5日

先日、ドライブをしていたら「ワークマン女子」を発見した。ワークマン女子とは、プロ向けのワークウェアや作業用品を置かずに、アウトドア・スポーツ・レイン用の機能性ウェア等を取り扱っている店舗のこと。実はメンズ用のアイテムも揃っている。

もしかしたら他店で完売している商品が見つかるかも。ってことで、店内をのぞいてみたところ……激レア商品「イナレムギア シェルパック80」を発見! ワークマン初となる本格的なマウンテンバックパックで、発売開始と同時に完売した人気商品である。

運よくゲットできたので実際に使ってみた!

・イナレムとは

80リットル大容量の登山用バックパックが7800円。安い。アウトドアブランドの3分の1ほどの価格と言えるだろう。公式サイトによると「イナレムのハイスペック機能を落とし込んだ本格マウンテンバックパック」とのこと。

ちなみに「イナレム」とは「蒸れない」を逆さから読んだ言葉で、ワークマン独自の高機能透湿防水素材のこと。完全防水ではないものの、多少の雨なら問題なく使えるだろう。

私は登山ではなく海外(主にモロッコ)に行く際にバックパックを使っている(50リットルで約2万円)ので、ひと回り大きなバックパックを手に入れたことになる。そこで、いつもバッグに入れているグッズをワークマンの方に入れ替えながら機能を確認していきたい。

持ち物をざっくり紹介すると、寝袋(マット・ブランケット含む)・ミニテント・コップ・民族衣装・着替え・薬類・カメラ・電源タップ・延長コード・本2〜3冊・パスポート類って感じ。あとは季節によって少しだけ多くなったり少なくなったりする。


・荷物を詰めながら確認

では、バックパックの構造を見ていこう。まず特徴として挙げられるのは「2気室」だということ。2気室とはザックが2層になっていることだ。使ったことがないので正しい使い方が分からず。ロールタイプなので、出し入れがしやすいというわけでもなさそう。


とりあえず、ミニテントと寝袋用マット等を突っ込んでおく。


ファスナーを閉めてクルッと巻いたら


両サイドをバックルでとめて……


さらに下から持ち上げるようにバックルで固定する。ワークマンによると「下部収納はロールタイプで雨が入りにくい」とのこと。とりあえず今回はテキトーに荷物を入れてみたけど、旅行中だったら脱いだ服などを入れるかな。もしくは水着類専用とするとか。

つづいてメイン収納部に寝袋や着替え等を入れる。荷物は「軽いものを下に・重いものを上に」詰めるのが基本……と『冒険図鑑』で教わった。重いものを下に入れてしまうと、後ろにのけぞりそうになってしまうかららしい。

トップに小物類、前面に本を入れておいた。荷物は十分入る。これなら1週間くらいは余裕だろう……ただ気になるのは「耐荷重約20キロ」ってこと。まだまだ入りそうだし、パンパンに詰めたら耐えられませんでした(壊れました)という悲劇が起こるかもしれない。

底部にはレインカバーが隠されていた。ザック本体の生地に透湿防水素材・イナレムを使っているものの、縫い目にシームテープは貼られていないので雨が降った場合はレインカバーをかけた方が良さそう。もちろんレインカバーもイナレム。

それ以外に気になった点は、ウエストベルトが太くてバックルをとめた後にギュッと締めるのがキツいこと。引っ張るのにかなり力が必要だ。一方で、アウトドアブランドのベルトはスルスルとスムーズに引っ張ることができる。


それと背負う部分(背面パッド)は高さを自由に変更できる……が! 固定ができないのでやや不安。揺れたりしないのだろうか。


実際に背負ってみると……


パッドはしっかり分厚くて良い……というか、悪くはない。やはりややフィット感にかける印象だ。長時間背負うのはしんどいかも。というのも、背中部分に蒸れを軽減するための隙間があるため、もともと身体全体で支えられない仕組みとなっている。

とはいえ、7800円ということを考えれば十分過ぎるバックパックと言えるだろう。アウトドアブランドの方が考えられているのは当たり前のこと。連休を使って海外に行く程度なら問題ないと思う(登山は分からない)。

オンラインショップでは完売のようなので、気になった方は最寄りの店舗をチェックしてみてはどうだろうか。


参考リンク:ワークマン「イナレムギア シェルパック80」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.

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