勢いあまって、というヤツである。ついつい、ゴディバカフェ(GODIVA cafe)のモーニングメニューを全制覇してしまった。しかも1度の訪問でコンプリート。
それだけ美味かったってのもあるが、何より思った以上に安かったのだ。おそらく、私と同じように「ゴディバ=高級チョコ」のイメージが強い人ほど価格に衝撃を受けるはず。
・安く見せるテクがすごい
いっさい引っ張ることなく、速攻で答えを発表すると……
モーニングセットAは630円
モーニングセットBは730円
マックのバリューセットかよ! と言いたくなるような価格だ。ゴディバなのに……!
言うまでもなく、ゴディバのチョコはお高い。ほんのひと口サイズのチョコでも、牛丼より高いなんてザラである。そのゴディバのカフェともなれば、コーヒー1杯で1000円以上しそうなものだが……
コーヒー(紅茶などでも可)にワッフルとチョコレートムースが付いたAセットが630円で、オレンジチョコクレープにドリンクが付いたBセットは730円。
これは衝撃的な価格……というか、衝撃的な価格に見せるのが上手い。冷静になって考えると、カフェチェーンのモーニングとそこまで変わらない値段なのだが、ゴディバに対して高級なイメージを抱いていればいるほど「思ったよりも安いぞ!」となってしまうのだから。
ブランドイメージを見事に活用しているというか何というか。
──ただまぁ正直、上のようなことを私が言えるのはゴディバのモーニングを食べた後だから。最初にゴディバカフェの店頭でモーニングの価格を見たときは……
え? ゴディバなのに割と普通の値段じゃん……!! このカフェは絶対に穴場ぁぁぁああああああ!!!!
──と冷静さを欠いた状態になってしまった。そのテンションはモーニングセットBを平らげても収まることはなく、追加のモーニングセットAを食べ終わってしばらくしたらようやく落ち着いてきた次第。
同時に、私はゴディバの “安く見せる術” にハマったことに気づいたが、モーニング自体はめちゃくちゃ美味かったので後悔は一切ない。それどころか、近いうちにまた行くだろう。
今回はモーニング2種を制覇したから、次は別のメニューを頼んで……となってしまったのもまた、ゴディバの策にハマっていると言えるかもしれない。
で、個人的にやられた〜と思ったのは、コーヒーの苦味が強めでチョコに合う風味になっていたこと。細かいことだけど、これも何気にすごい。
コーヒーを飲むだけならスタバでもタリーズでもドトールでもいいが、甘いものと一緒にコーヒーを楽しむとなるとゴディバカフェ一択かなぁ……って気持ちにさせるのだから。
ちなみに、モーニングセットのドリンクはコーヒーの他に紅茶、カフェラテ、ハーブティー、チョコレートドリンク(Gショコラ)も選べるぞ。
・モーニング実施店舗
というわけで、ゴディバカフェのモーニングはマジで最高なのだが、強いて難点を挙げるならば、ゴディバカフェの店舗自体がそれほど多くないこと。
公式サイトによれば、東京・神奈川・埼玉にしかない。その中でモーニングの実施店舗はまた限られ、以下の5店舗。
GODIVA café 東京店、飯田橋店、みなとみらい店、日本橋店、大宮店
あまりにも少ないが、ゴディバカフェのモーニングはまだ始まったばかり(2023年4月15日に提供開始)。これからモーニングを取り扱う店舗が増えることを期待したい。そして、店舗自体が増えることも──。
参考リンク:GODIVA café(TOP)、GODIVA caféモーニングセット(PDF)、
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
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▼こちらがモーニングセットA。ついついワッフルに注目しがちだが……
▼チョコレートムースも最高。甘すぎず、全体のバランスを考えた風味だった
▼モーニングセットB。クレープだけで1000円以上しそう……と思わせて730円
▼チョコとオレンジの相性たるや……!
▼モーニングだけでは飽き足らず、他のメニューも食べたくなった
▼ひとことでまとめると、ゴディバは策士ってことだ
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