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【ヤバすぎ】ナイアンティックの人に「ポケモンGOフェスト2023」の見所を聞いてきた! 大阪GOフェスの責任者登場!!

2023年6月12日

やあ、ポケモンGOトレーナーのみんな! いよいよポケモンGO最大の祭典『ポケモンGOフェスト2023』の概要が発表されたな!! 大阪・ロンドン・ニューヨーク、そしてグローバル──。その内容を確認してお兄さんはこう思ったよね……「」と。

どんなポケモンが出現するのかなどについては各自で公式サイトをご確認いただくとして、この記事では『ポケモンGOフェスト2023』の見所をナイアンティックの人に聞いてきたのでご報告するぞ。インタビューに応じてくれたのは、アジア地区のリアルイベントの責任者「長野さん」だ!

・単なる神イベント

ほんのちょびっとだけ触れておくと、今年のGOフェストはマジでヤバい。中でも特にヤバいのは「大阪」と「ロンドン」で、お兄さんは「グッジョブ!!!!」と叫ばずにはいられなかった。まさに「日本の夏、GOフェスの夏」である。

だって、ルカリオ・カビゴン・ヘラクロス・ハブネーク・バケッチャ・ガラルバリヤード・雪ポワルン・デデンネ……などの激レアポケモンが野生湧きしていいんですか? ガチ案件という言葉すら生ぬるい「超ウルトラゴッドネスガチ案件」だと断言しよう。

・アジア地区のリアルイベントの責任者

さて、今回インタビューに応じてくれたのはアジア地区のリアルイベントの責任者「長野さん」だ。昨年の札幌GOフェストを始め、コヤン・台北・シンガポールで開催されたサファリゾーンを仕切っていた、ナイアンティックのエラい人である。

ちなみに、お兄さんとはラスベガスからロスまで偶然同じ飛行機だったのだが、長野さんがあたり前のようにエコノミーに座っていて好感度が爆上がりしたよね。ナイアンティック様の! アジア地区のリアルイベント責任者様が!! エコノミーなのよ!?

とにもかくにも、長野さん以上に『ポケモンGOフェスト2023』を知り尽くしている人はいないハズ。というわけで、約1時間にわたり『ポケモンGOフェスト2023』について語ってもらったぞ。


──どうもどうも長野さん、ご無沙汰しております。ラスベガス以来ですね。

「ご無沙汰しております、サンジュンさん」

──GOフェストのことをお話しいただけるそうで楽しみにしています!

「サンジュンさん、その前にいいでしょうか?」

──はい?

「まず、昨今……いや、昨今だけではないんですが、色々とトレーナーの皆様に大変ご迷惑をおかけして申し訳ありません。フィードバックはアメリカも含め社内で共有しておりますし、このようなことが2度と起こらないように気を付けていきます。……2度と起こらないというとアレなんですが、とにかく本当に申し訳ありませんでした……!」

──お、そこ触れますか。まあワザとではないと思ってますし、今回の補填は過去最大級に良かったと思いますよ。

「ありがとうございます……そして申し訳ございませんでした……!」

──(やべえ、お通夜みたいな雰囲気になってるやん)。気を取り直してGOフェスの話をお伺いしていいですか?

「はい、よろしくお願いします」


・はじめてがいっぱい


──実は今回のGOフェストって色々な “はじめて” がたくさん盛り込まれてると思うんですが、例えば複数日購入がOKになったのはラスベガスの感触が良かったからなんですかね?

「もちろんホウエンツアーのフィードバックが良かったということもあるんですが、実は僕らが前からやりたかったことなんですね」

──ふむふむ。

「例えば昨年の札幌でポケモンGOを楽しまれた後、みなさん札幌で観光されてましたよね。そこでもポケモンGOをプレイしたいという声はいただいていたので、昨年くらいから検討を始めました。で、今年ようやく実現できた感じです」

──なるほど。あと今回のGOフェストは抽選じゃなかったことも意外でした。札幌は地理的にわかるんですが、大阪なら抽選になるんじゃないかなーと思ってたんです。ほら、横浜も横須賀も抽選だったじゃないですか。

「色々と理由はあるんですが、まず横浜と横須賀は無料でしたよね。我々としてはお金を払っていただけるなら、その分は確実に担保したいというのがありました。また多くの人に参加いただいてもマネージメント出来る体制が整ってきたこともあると思います」

──ふむふむ。確実に参加したい人にとってはその方がありがたいです。あと今回はチケットも先行発売されましたね。しかも去年まではピカチュウがいるティザー画像が出て、それをヒントにチケット買う……みたいな流れでしたよね?

「そうですね。これについては例年とはやや手法を変えました。1番大きかったのは “いつ開催するのか早く知りたい” という声を多くいただいたことです。特にヨーロッパなどでは事前に長期休暇を決める方も多いので、色々なバランスを考えた結果、このような形になりました」

──なるほど。ではあの時点では詳細までは煮詰まっていなかったということですか?

「うーん、それもありますが、とにかく今年は “8月に盛り上がりのピークを持っていきたい” という気持ちがあります。段階的に情報を公開していくことで、そういう流れにしていけるといいですね」


・大阪で開催される理由


──わかりました。ではそもそもなんですが、なぜ今年は大阪になったのでしょう? 札幌は本当に評判が良かったですよね。気候的にもロケーション的にも。80億円以上の経済効果があったとも聞きますし。僕自身、来年も札幌だな! と思ってました。

「ありがとうございます(笑)。大阪に決定した理由ですが、ありがたいことに色々な方からポケモンGOをぜひ一緒に……といったお話はいただいてます。我々もその中から公平性の観点であったり、多くの地域のトレーナーのみなさんに楽しんでいただけることなどを考慮しています」

──ふむふむ。

「もちろん、トレーナーのみなさんに楽しんでいただける会場なのか、といった点もポイントです。あと関西圏で大きなイベントを開催したことがなかったことも理由の1つにはありました。気候だけ考えれば毎年札幌という声があることも承知しています」

──なるほど。

「もう1つ付け加えるとすると、交通の便や宿泊施設などもポイントの1つになりますね」

──ですよね。それなりの大都市じゃないとGOフェスト規模のイベントは難しいと思います。では来年はどこで開催されるかわかりませんが、御社としては特に1つに地域にこだわっているということではないんですね?

「そうですね。色々な要素を考慮して、どこで開催するのがトレーナーのみなさんにとってハッピーなのかを踏まえて決定しています」

──なるほど、わかりました。では次の質問なんですが、御社の中で「GOフェスト」と「GOツアー」はどのように差別化していますか? 当然、ツアーが地方に特化したイベントだとは理解していますが、その他に何かあれば教えてください。

「我々としてもGOフェストはポケモンGO最大のビッグイベントだと考えています。なのでGOフェスにふさわしい特別な要素は取り込みたいですね。例えば今年のディアンシーもそうですし、昨年のシェイミなどはそれに当たります」

──ふむふむ。

「あとはゲーム内でもそうですが、オフラインでもGOフェストを盛り上げられるように企画しています。ゲームの中の世界観を会場内でも表現し、1番の盛り上げを作れるようにしたいですね」

──なるほど、そういえば今回は大阪とロンドンが同日開催になりましたね? これはどういった意図があるのでしょうか?

「色々なご意見があることは承知しているんですが、8月は夏休みもありますし、家族やお友達と一緒に来て遊んで欲しいというのがありました。去年は7月のベルリンを皮切りに、シアトル、札幌、そしてGOフェストフィナーレと続いたんですが、今回は8月にピークを集中させたいという狙いがあります」

──去年は意外とバラけてましたよね。

「去年も試行錯誤で色々なやり方を試みたんですが、今年は全世界レベルで8月に合わせると。その中で会場の調整であったり、様々な要素を考慮した結果、大阪とロンドンは同日開催となりました」

──なるほどー。

「世界中のイベントを制覇されているトレーナーさんには申し訳ないんですが、その代わり大阪とロンドンは同じ内容となっています。グローバルも含めると4回になりますので、なかなか日程的にはタイトでしたね」

──そうか、4つですもんね。理解しました。では次なんですが、GOフェストに限らずビッグイベントでは通信障害が発生しがちです。大阪ではどのような対策がなされる予定ですか?


・通信障害対策について


「はい、まずは過去のイベントでは通信障害でご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした……!」

──(デ、デジャヴ……?)

「我々としてはその都度、なぜそのようなことが起きてしまったのか原因を追究し、社内で情報を共有しています。各キャリア様とも事前から相談しながら進めており、万全の体制で同じことを繰り返さぬよう努めています」

──ふむふむ。

「具体的に過去のイベントと大阪のどこが違うのかまではお伝えできないんですが、障害が起きないように……! すみません、歯切れの悪い回答で」

──いえいえ。でも御社も過去のイベントを踏まえていると思いますので、期待しております……と申し上げておきます。大変だと思いますが、頑張ってください。

「はい、ありがとうございます」


・大阪が神すぎるんですが?


──ではいよいよゲームの中のことについてお伺いしてよろしいでしょうか?

「はい、もちろんです!」

──ニューヨークと大阪 & ロンドンの内容を拝見しましたが、大阪 & ロンドンはヤバいですね! もちろん人によって価値観は違いますが、僕は大阪の内容を見て手が震えましたよ。

「ありがとうございます(笑)。サンジュンさんが “神” とツイートされているのを拝見しました」

──いや、大阪はマジですごい! 僕はかなりやり込んでる方だと思うので、イヤらしい話、98%くらいの色違いは持ってるんですよ。そして残りの2%が大阪で出まくるという……!! これって長野さんが決めたりしてるんですか?

「ありがとうございます(笑)。出現するポケモンをどのようなプロセスで決定するかについて詳細なお話は出来ないんですが、大前提として “会場にふわさしいのはどのポケモンか?” というのはあります」

──へぇ~。会場基準なんですね。

「以前、マイケルがお話させていただいた通り “現実世界にポケモンがいたらどうなるのか?” がポケモンGOのコンセプトですので。あとは……やはり1年で1番大きいお祭りですし(笑)

──ワッショイですな!

「あとはもちろんサンジュンさんのようなやり込んでいる方もそうですが、比較的最近始められた方たちにも喜んでいただけるようなポケモンも選んでいます。全てのトレーナーの皆さんに100%ご満足いただくのは難しいんですが、できる限り多くの方々がお楽しみいただけるようチームで議論しています」

──なるほど。いや、本当に大阪はすごいです。

「あとは、例えば大阪にアジア地域以外のポケモンを出すなど、皆さんにより喜んでいただけるのではないかと思うようなことは考えていますね」

──それで言うと今回は全世界でシンボラーが出現します。これも過去のGOフェストとは違いますね。これまでは3会場でそれぞれ違うポケモンが出現していましたが?

「我々としては特に3会場違うポケモンでなければいけないとは考えていません。それよりはGOフェストに行きたい、GOフェストに来てよかったと思っていただける方が重要です。必ずしもそこに法則性が必要ではないですかね」

──なるほど。シンボラーも人気が出そうですが、グローバルのパチリスとマスキッパも満を持しての登場ですね。

「そうですね、日本のみなさん、お待たせしました……という感じですね(笑)」


・まだ半分……だと?


──いやー、本当に楽しみです。例年であれば他にも要素が盛りだくさんですもんね。例えば去年の札幌ではデンジュモクのレイドがありました。

「はい、それについては続報をお楽しみに……ということで(笑)」

──ちなみに長野さんの中で、すでに発表されているのは何%くらいにあたりますか? 体感でいいです。ざっくりでいいので。


「うーーーーーーーん、半分……くらいですかねぇ? あくまで僕の感覚です(笑)」


──おおおおお! 半分!! まだまだあるぜってことですね。楽しみにしています!

「ありがとうございます。あと、吹田市さんとも何かトレーナーのみなさんに楽しんでいただける仕掛けが出来ないかなども協議していますので、ぜひ続報をお待ちいただけると」

──あ、それで思い出したんですけど、去年の札幌ではピカチュウのショーやフォトジェニックなどもありましたね? あれって御社が直でやられてるんですか?

「ポケモンGOフェストの主催はナイアンティックですが、ポケモン社さんにもご協力いただいています。今年の大阪についても現在協議しているところです」

──それも楽しみです。その他、長野さん的にこんなことを楽しんで欲しいなー、と思っていることはありますか?

「やはりせっかくなので、トレーナーさん同士で交流していただけたら嬉しいですね。恥ずかしいかもしれませんが、我々もトレーナー同士が交流しやすいような工夫はしていくつもりです」

──例えばチームごとのテントとかですかね?

「そうですね、それもありますし、まだ決定ではないんですが、他の国で評判が良かった要素を日本でも取り入れられたらいいなと準備しているとこです」


・法則よりも大事にしていること


──それも楽しみにしています! ちなみにグローバルのGOフェストに長野さんは携わってらっしゃるんですか?

「もちろん参加してはいますが、チームとして仕切っているのは以前サンジュンさんにもお会いいただいたハンベルトです」

──ガブリアス推しのハンベルトさんですね。今回のグローバルのGOフェストも、去年とは明らかにテイストが違いますね。去年は札幌やシアトルの延長線上といった感じでしたが、今回は大阪などの流れを汲んでいない印象です。

「そうですね。我々も常に試行錯誤していて、どのような組み合わせがみなさんに1番楽しんでいただけるか検討しています。特にこうしなきゃいけないということは無く、今回は昨年とは違ったテイストで開催することになりました」

──ふむふむ。ここまでお伺いして印象的だったんですが、御社はさほど法則には縛られないんですね。ポケモンGOってキャリアを重ねるにつれ「前がこうだったから次はきっとこう」みたいな予測をする楽しみもあると思うんです。例えば「6月のコミュデイはヤバい」みたいな。

「もちろん、熱心に遊んでいただいてるトレーナーさんが “これが来たら喜ぶかな?” みたいなことはざっくりと把握しています。ただ、ありがたいことに比較的最近始められた方も大勢いらっしゃるので、なるべく多くの方に楽しんでいただけることが最優先ですね」

──ふむふむ。

「特にリアルイベントはそういった要素が強いので、チームの意見をなるべく多く取り入れつつ、様々なトレーナーさんに楽しんでいただけるように努めています」

──なるほど、本当に楽しみにしています! ちなみに長野さん、どうですか? 話せないとは思うんですが、GOフェストの後は? 去年の秋はコヤン・台湾・シンガポールの怒涛の3連発がありましたよね!?

「それは……お話できません(笑)。乞うご期待ということで……(笑)」

──わかりました! GOフェストと併せてとてもとても楽しみにしています!! ちなみに大阪の会場で長野さんを見かけたら誰でも声をかけていいんですかね?

「もちろんです! ぜひお声がけください!!」


インタビューを申し込んだのは、GOフェストの概要が発表された当日のこと。そして翌日にはこのインタビューが実現していた。個人的にはますますGOフェストが楽しみになったが、みなさんはいかがだろうか? というか「まだ半分」ってヤバくない?

またどうやら今年のGOフェストのポイントは「8月がピーク」というところにありそうだ。まだまだ判明していない要素もかなり多いが、これだけは確実に言える……今年の夏は灼熱であると──。んもうっ、いっそヤケドしたいわ!

というわけで、ポケモンGOトレーナーの諸君!! 大阪GOフェストもグローバルGOフェストも完全に楽しいハズなので、可能ならぜひ参加してみてはいかがだろうか? 大阪GOフェストまで残り2カ月ちょい……迷ってる場合じゃないぞ。それではトレーナー諸君の健闘を祈る!

参考リンク:ポケモンGO公式サイト
執筆:P.K.サンジュン
Photo:c2023 Niantic, Inc. c2023 Pokemon. c1995-2023 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.
ScreenShot:ポケモンGO (iOS)

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