
最近のボタニカルブームもあって、植物園や花の名所に出かける人が増えている。写真を撮っても美しく、見ているだけで癒やされる。さて、5月といえばバラのシーズン。横浜イングリッシュガーデンや京成バラ園など、バラの名所といわれる場所はどこも大賑わいである。
こうした名所と言われる場所は観光客やインスタ映え写真を撮るグループであふれている。さらに、花の写真には「ガチ勢」がいる。三脚を立てて本気の撮影をしていることもあり、ゆっくり見るのが難しいこともある。
そんななか、美しく咲き誇る薔薇をゆっくり見られる穴場スポットがあるのだ……!
・府中にある薔薇の名所
その秘密の花園の名は、東京競馬場。
この時点で 競馬場=ギャンブラーが集まる場末 と思っている方々からは「ハイ解散」と思われそうだが、ちょっと話を聞いてほしい。
東京競馬場は自然が豊かで、遊具のある大きな公園もあって近くのファミリー層が子供を連れて遊びに来るような場所になっているのである。
建物も新しく、まるでショッピングセンターのようなので、競馬場に偏見をもっている人ほど、訪れたときにイメージとのギャップに驚くはずだ。
そもそも、ヨーロッパで競馬は紳士・淑女のスポーツ。凱旋門賞などはドレスコードもあって美しく着飾った人たちが競馬場に訪れている。
200円の入場料を払って東京競馬場の正門から入場すると、左手側にローズガーデンと呼ばれるバラ園が現れる。
JRAの公式サイトなどにあまり情報が載っていないのだが、その薔薇園は見事なもの。まるでヴェルサイユ宮殿かと見紛うようなバラ園が……というのは言い過ぎかもしれないが、競馬場の庭とは思えない本格的なイングリッシュガーデンが広がっている。
東京競馬場正門脇のローズガーデンにはダービーのイメージカラーである赤を基調とした200種を越えるバラが植えられている。これは国内では類を見ないほどの数らしい。
JRAの公式フェイスブックによると
「アメリカ合衆国チャーチルダウンズ競馬場で行われるケンタッキーダービーの優勝馬には赤バラ400本以上が装飾されたレイが首に掛けられます。バラとダービーが密接な関係にあることから、ダービーは『バラの祭典』とも呼ばれています」
とのこと。
こういったこともあって、日本ダービーやオークスが開催される5月の東京競馬場はあちこちに薔薇が咲き乱れ、ビッグレースを華やかに彩るのだ。
・東京競馬場の薔薇が美しい理由
薔薇は病気にかかりやすいうえに虫がつきやすく、育てるのが難しいと言われる花である。
競馬場でここまでの品種を立派に咲かせることができるのはなぜか……というと、JRAには芝の管理をする専門の「馬場造園課」があるからである。激しいレースで傷む芝の手入れやコースの整備などを行うプロフェッショナルが、庭や公園の整備も行っているのだ。
これはあくまでも憶測だが、馬券オヤジたちの賭け金による潤沢な予算もまた、薔薇園の豪華さに一役買っているような気もする。
レースで散った夢が薔薇の花となる……なんともロマンのある話ではなかろうか。
私がレースで失った金も、この庭の薔薇1輪くらいにはなっているはずだ。
ちなみに、バラ園が一般に解放されるのはレースが開催される週末だけ。訪れる人に踏み荒らされたりすることがないので、花が美しく育っているのだろう。
そんなこんなで、東京競馬場には薔薇が美しく咲く条件が整いまくっているのだ。
・オススメは土曜の朝
ちなみに、ゆっくりとローズガーデンを見たいなら、オススメは土曜日の午前中。
オークスや日本ダービーなど競馬のビッグレースは日曜日に開催され、また、メインレースは15時30分ごろなので昼から一気に人が増え始める。メインレースの直前ともなれば、座る場所を求めてそこら中に競馬新聞を携えた人たちがやってくる。
いっぽう、ビッグレースの少ない土曜日は比較的のんびりしているのだ。
まあ、裏を返せば土曜の午前中からいるのは純度100%の馬券オヤジたちとも言えるのだが……。個人的には花に目もくれず、競馬新聞を読み込むオヤジたちと美しいローズガーデンのコントラストなども見どころである。
99%の馬券オヤジたちが熱く見つめるのは馬と騎手で、バラ園はおそらくノーマーク。
5月の青空は高く広く、緑の芝は輝き、花は咲き誇る。
スタンドから聞こえるファンファーレや歓声をBGMに、ベンチや芝生に座ってぼんやりする時間は格別なのである。
東京競馬場はそこら中にレストランや自販機があるし、トイレも綺麗。ポニーと戯れたり、馬車に乗ることもできる。
興味があれば馬券を買ってみるのもまた一興。ひょっとしたら、ビギナーズラックもあるかもしれないぞ。競馬はオトナの遊び、勝負するなら身の丈にあった額でどうぞ〜。
メインレースが終わったあとの16時ごろになると帰りの電車が混むのでそこもご注意を。
参考リンク:東京競馬場、Facebook(東京競馬場)
執筆:御花畑マリコ
Photo:RocketNews24.
▼レースが行われるコースの内側にある「内馬場」にも、薔薇のアーチがある
▼ウオッカ像
▼映え?
御花畑マリコ






























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