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餃子に新時代が来たぞ! まさかの「鯛」が入っている餃子を食べたら悶え死ぬウマさで大感動!! 愛媛「ひめ餃子」

2023年3月25日

先日、当サイトのリクエストボックスに餃子に関する興味深い問い合わせが届いた。なんでも、愛媛県のとある餃子の餡には「鯛」が練りこまれているらしいのだ。確かに愛媛県は鯛の名産地……鯛めしとか有名ではある……が!

餃子に鯛をぶちこむのはなかなかのパワープレイじゃなかろうか。それだけにどうも餃子に鯛ってイメージが湧かないなぁ〜と思っていたのだが、読者さんいわく「なかなかおもしろい味で美味しかった」とのことだから一度この道を行かねばなるまい。迷わず行けよ、行けば分かるさ……!

・人気お好み焼き店が展開している餃子

ということで、愛媛県松山市を中心にお好み焼き屋を展開している「お好み鉄板すみれ」が出している「ひめ餃子」のオンラインショップで愛媛の鯛餃子30個(2000円)、それからサイト名を冠した「ひめ餃子30個(1100円)」を注文してみた。

そして数日後、届いたのがこちら。餃子のサイズは大きすぎず小さすぎずで食べやすそう。なお、ひめ餃子の方は牛脂を使っているのが特徴だそうな。


・鯛餃子を実食

さて、基本情報はそれくらいにして、さっそく鯛餃子を食べてみよう。作り方はよくあるやつで焼いて蒸し、最後に水分を飛ばして焼き目をつけたら完成だ。

そこはかとなく羽根ができていて、皮もパリッとしたように見えていい感じ。まずは編集長のGO羽鳥から食べてみることにしたのだが、いきなり異変が起きたからビックリした。以下、その感想である。

羽鳥「おおおぅぅぅぅ!! ほおおおぉぉぉ〜〜〜!!!! しゅごおおぉぉぉぉぅ〜〜〜〜〜い!!!!!!! ほおおおぅぅぅ!!!!」


羽鳥「これはね……ビックリ……ビックリしたよ……」


羽鳥「食べたらビックリするよ、コレ。そう来たかぁ〜って感じ。新時代の幕開け来たかも……いや、もう幕開けちゃってるね。

ラーメンもいつしか魚介類が人気になったように、餃子の次のステージはこういう魚を取り入れたりする戦いになってくるのだろうね。こりゃウマいなぁ。そしておもしろい! もうね、これはねぇ……」


羽鳥「一本です!」


一本というより逆転裁判の「異議あり!」みたいなポーズだなと思ったのはさておいて、実食でいきなり悶える展開は初めてだから期待感が物凄い。次に私も食べてみたら、確かにこれは職人技の結晶ともいえる出来栄えだったから唸った。

口に入れた瞬間に魚が入っているのがよく分かるにもかかわらず、決して餃子本体の邪魔をしていない。それでいながら匂いもキツくないし、皮もプリッとしていて食べ応えまであったのだ。

とにかく餃子と鯛が一心同体で馴染んでおり、魚のクセが押さえ込まれている。なんだかツミレやツナを食べているような感覚さえもあって、餃子界に革命が起きていることを実感せずにはいられなかった。

なんだか愛媛の底力を見た気がするな……と思いきや、実を言うと本番はここから。鯛餃子に怒涛のラッシュを叩き込まれたのはここからだった。そう……

餃子についてた「真鯛のだし塩」の存在である


デフォでついてるのか、それともお試しでついてたのかよく分からなかったが、これがもうめちゃんこウマい。単品で舐めても上品な ふりかけ のようでサイコーなのに……


これを餃子につけて食べたら……


不思議とジャンクな味になってウマさが倍増!!


終始、私たちは悶えながら感動を隠せずにいた。なんやかんや餃子……ちゃんとした餃子なのだが、今までのものとは一味違う。魚を食べた感が凄まじく、これから魚系の餃子が流行っていく未来さえ見えたような気がする。こうやって新時代が幕を開けていくんだろうなぁ〜。


・勝因は?

それにしても、魚を使いながらなぜここまで高いレベルの餃子になったのか。魚介系の餃子は少ないだけにそのあたりを探っていたところ、豚肉じゃなく鶏肉が入っていることに気づいた。

鶏肉を使うことで肉感を残しつつ全体的にサッパリ感を実現しているのだろう。餃子と魚が正面衝突しないよう上手いことやっている匠の技が見え隠れ……なんというか、和と中華の融合だ。

思えばこれまで鶏肉系の餃子は味気ないケースが多かった。でも、この鯛餃子ならいくらでもいける。口の中が魚で満たされるし、もっと骨まで感じちゃうくらいのものがあってもいいかもしれない。

とにかくアイディアに驚かされたと同時に、今の時点でもう完成形になっているから素晴らしい。これなら水餃子や鍋餃子にしてもウマいに違いない。ちなみに……


・ひめ餃子はどうか

もう1つの看板メニューだと思われる「ひめ餃子」も食べてみたのだが、入っているという牛脂はよく分からず。正直「普通」という言葉がしっくりくるものだった。

どこかにストロングポイントがあるワケではなく、中華料理屋で出てくるような餃子みたいな感じで大きな特徴はなし。単品じゃなく何かをつけて食べる系という感じであった。まぁこれも「真鯛のだし塩」をつけたらオールOK。味にアクセントがついて、すべてが解決したのだが。

なんだかんだ「ひめ餃子」も美味しかったが、どちらか推すならば完全に鯛餃子一択。「真鯛のだし塩」がついている保証はないものの、餃子自体が間違いないウマさだったので興味のある人はぜひ一度試してみてほしい。きっと新時代を実感するぞ〜!

参考リンク:ひめ餃子
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.

▼鯛餃子の原材料

▼ひめ餃子の詳細はこちら

▼作り方は普通かな

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