ヤバいよヤバいよ。なか卯のから揚げが “リアルガチ” になってるよ。職業柄、飲食チェーン店の動向には目を配っているつもりだが、これは完全に見落としていた。率直になか卯のから揚げは優良、つまりかなりウマい。
公式サイトによれば、2022年の6月になか卯のから揚げはリニューアルしていた様子。記者と同じく知らなかった人は覚えておくといいだろう、「なか卯のから揚げは牛丼チェーン店の中では断トツのウマさである」と──。
・前のも美味しかったけど
弁解のつもりは一切ないが、なか卯にから揚げがあることは記者も当然知っていた。当時のから揚げは “冷凍食品丸出しのから揚げ” で、あれはあれでウマかった。たまに出かけたなか卯では、高確率で追加注文していたものだ。
だがしかし、どちらかというとジャンクなウマさのから揚げで、誰かに「なか卯のから揚げウマいよ!」とオススメしづらかったことも事実。そういう意味でリニューアルしたから揚げは、余裕で「ウマいよ!」とオススメできる。
・ムキムキになってる?
さて、なか卯のから揚げの存在に気付いたのは「あさりバターうどん」を食べに行った時のこと。「うどんだけじゃ足りないしから揚げでも追加するかー」と思ったところ、なんだか妙にムキムキなから揚げが目に飛び込んできたのだ。
あれ? お前ってそんなヤツだったっけ? 前は3個で120~30円だったと記憶しているが、今は1個で150円だと? ……が、店内でも「鶏唐丼」を猛プッシュしていたため、ものは試しで注文してみることにした。
・リアルガチになっていた
で、結果は冒頭でもお伝えした通り。以前までの「電子レンジで温めました~」的な気配は一切せず「我 唐揚 也」とでも言いたげな堂々たるから揚げである。そう、要するにリアルガチなから揚げなのだ。
なか卯によると「生肉からの店内調理にこだわったボリューム満点の鶏(とり)唐(から)は、外は薄めの衣でカリッと、中はやわらかくジューシーで、噛むほどに鶏の旨みが口いっぱいに広がります」とのこと。仰る通り、店内調理ではないとこのクオリティには達しないハズだ。
中でも特徴的なのは衣で、どちらかというと竜田揚げ寄りのカリカリ食感である。肉もしっかりと肉らしさを感じられる程度にはボリューミーで、単品で食べる場合は備え付けの山椒との相性がメッチャいい!
・鶏唐丼も良き
さらに別日に改めて注文した「鶏唐丼(590円)」もなかなかのウマさ。甘いタレでごはんが進むように工夫されているところも好印象で「なか卯がから揚げに本腰を入れてきている」と強く感じた次第だ。それも親子丼のなか卯なので、あたり前と言えばあたり前なのかもしれない。
もう一点、鶏唐丼にはバリエーションがあり「ねぎラー鶏唐丼(740円)」もかなりウマかった。他に牛丼チェーン店でから揚げを取り扱っている店はあるが、暫定で「牛丼チェーン店で最もウマいから揚げ」と申し上げていいのではなかろうか?
吉野家や松屋と比較すると、やや地味な感も否めないなか卯であるが、から揚げブームが下火になる中での “逆にから揚げ推し” はアリのような気がする。記者と同じくなか卯はノーマークだった人にオススメだ。
参照元:なか卯公式サイト
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.