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久しぶりに「街へいこうよどうぶつの森」をプレイしてみたら、「もしかして違うシリーズのゲーム?」と錯覚した

2023年2月15日

どうぶつの森も随分進化したよなぁ……先日「あつまれどうぶつの森」をプレイしながら、ふとそんなことを思った。

今となってはすっかり最新のシステムに慣れてしまったけれど、昔は考えられなかったようなことが色々できるようになってるんだよな。

あつ森を楽しみまくった今、原点回帰ということで、過去作を振り返ってみるのもいいんじゃないだろうか……? 

そんなわけで、久しぶりにWiiを起動して「街へ行こうよどうぶつの森」の世界を歩いてみることにした!


・村を探索!

「街へ行こうよどうぶつの森」が発売されたのは2008年。約15年前の出来事である。そ、そんなに前だったの!? 時の流れに震えながらプレイを開始すると……


荒い!!


Switchのグラフィックに慣れてしまったせいか、なんだか画面が全体的にめちゃくちゃ荒く見える。プレイしていた当時はなんとも思わなかったけど、こんなにカクカクしてたっけ……!? 

グラフィックの進化に驚きつつ、ひとまず周辺をぐるっと一周してみることにした。


そうそう、この頃は島じゃなくて村で生活してたんだよなぁ。


村の全体図はこんな感じ。あつ森とは違って住民の家や施設などの配置を自分で決めることができないので、思いっきり通り道に家があったり虚無の土地が生まれていたりする。


村の風景も、あつ森とは全然違う! 木や花の形はもちろん、主要な施設も一瞬「もしかして別シリーズのゲームなんじゃ?」と思ってしまうくらいには別物だ。


ここは案内所のような役目を果たす「役場」。この日はちょうどつり大会が開催されていたので、目の前の広場にうおまさがイベントスペースを展開していた。


この頃は渡した魚を目の前で食べられちゃってたんだよね……


「タヌキスーパー」では、現在は案内所にいるたぬきちが店長をしている。十数年後、まさか君に連れられて無人島に移住することになるなんて思いもしなかったよ……


服屋の「エイブルシスターズ」は、内装があつ森とはだいぶ異なっている。この頃は服の種類も少なかったから、商品のレイアウトも全然違うな。


着替えられるのは服とアクセサリーだけでボトムスと靴下の概念がなかったもんな……女の子はスカート、男の子はズボンで固定されていて変更することができなかった。


こちらは噴水の前に斧を投げ込むと登場する「めがみさま」。あつ森では気配すら感じられないけれど、一体今はどこでどうしているんだろう?

神秘的な見た目に反して超がつくほどの気まぐれ+ 高飛車といういいキャラをしていたので、是非ともまた登場してほしいものである。


主に通信をする際にお世話になっていた「関所」も、今となっては懐かしい。もんばんさんたちにもまた会いたいな。


「博物館」はフータのリアクション含めそれほど変わっていないかな? と思いきや……


そうだった天文台があった~!! 博物館の2階にある施設で、あつ森では流星群の日にしか現れないフーコが常駐している。


望遠鏡を使うと、星と星を線でつないで自分だけの星座を作ることができた。あつ森の星空もとっても綺麗だけど、自分が作った星座が実際に現れるのも面白かったな。


ちなみに展示室はこんな感じで、基本的に1つのジャンルにつき1部屋しか存在していない。


生き物たちの動きをじっくり観察できるのは嬉しいけれど、正直なんだか物足りない気が……あつ森の展示室がいかにしっかり作り込まれているのかがよく分かる。



・いざ街へ

さて、一通り村を巡ったところで、関所の前にあるこちらのバス停について触れていこう。実はこれが、本作の目玉要素への入り口なのだ。バス停にカーソルを合わせてAボタンを押してみると……


あつ森では船頭をしている「かっぺい」が運転するバスに乗って、活気あふれる街に行くことができるぞ! 

これは前作までにはなかった街へいこうよどうぶつの森独自のエリアで、情報が解禁された時「進化してる!!」と衝撃を受けた記憶がある。こちらも一通り施設を巡ってみよう。


まずはオシャレな家具やファッションアイテムを取り扱っている「グレイシー・グレース」。

ハイブランドのお店というだけあって、商品の価格は桁違いだ。ここのアイテムをコンプリートしたくて、魚や虫を乱獲しまくっていたのが懐かしい。


続いてリアクションを覚えられる「劇場」。ちなみにこの施設に登場する「ししょー」もめがみさまと同じく、あつ森では完全に行方不明になっている。こうやって確実に会いに行けるのが嘘みたいだ……


この頃は店舗を持たず、街角で靴磨きをしていたシャンク。靴や靴下関連のアイテムが実装されていなかったため、アイテムの販売は一切なく靴の色を変えてもらうことしかできなかった。


怪しい美術品を売っているつねきちは、街のすみっこに店舗を構えている。


あつ森の美術品はよく観察すれば偽物と本物が見分けられるけれど、本作ではフータに鑑定してもらうまで本物かどうか全く分からないという鬼仕様になっている。


ちなみにこの「すばらしいめいが」はしっかり偽物だった。3920ベルが一気に無駄になった時の絶望感と言ったら……


街にはこの他にも運勢を占ってくれる「占いの館」、部屋の評価をしてくれる「ハッピーホームアカデミー」、プレイヤー同士でアイテムの売り買いができる「オークションハウス」など、多種多様な施設が存在している。

それぞれの施設をゆっくり見ていると、あっという間に時間が溶けていくぞ。



・あつ森の進化ってやっぱりすごい

は~、同じシリーズなのにこんなに色々違うものなのか……ギャップがありすぎて、逆に新鮮な気持ちで楽しめたな。あつ森がいかに進化を遂げているのかを改めて実感させられた。

読者の皆様の中には、あつ森で初めてどうぶつの森シリーズに触れた方もいるかもしれない。

もちろん、あつ森は前情報が何もなくても十分楽しめるゲームである。

しかし、「このキャラは過去にこんなことをしてたんだ!」とか「このシステムは昔はなかったんだ……」と実際に自分で体験してみることで、よりあつ森での生活が面白くなるのではないだろうか。

現在でも活躍しているキャラクターも多数登場するので、あつ森しかプレイしていなくてもとっつきづらいと感じることはないはずだ。

もしWiiを持っている方がいたら、是非1度島を離れて村での生活も体験してみてはいかがだろう。島暮らしとは一味違った動物たちとのスローライフを楽しめるぞ!

参考リンク:街へいこうよどうぶつの森
執筆:うどん粉
ScreenShot:街へいこうよ どうぶつの森(Wii)、あつまれ どうぶつの森(Nintendo Switch)、© 2008 Nintendo、© 2020 Nintendo

▼過去作では道具を使っても壊れることがなかった。めちゃくちゃ快適……!

▼生き物を捕まえた時のセリフも今とはちょっと違う

▼まさかコトブキ村長より先にぺりことぺりみに会えなくなるとは思わなかった

▼この頃は茶色く枯れてしまった花にジョウロで水をあげないと、翌日には消えてしまっていた。あつ森ではテロ並みに増殖するようになって衝撃だった

▼雑草は完全にお邪魔アイテムだったので、摘んでも捨ててしまっていた

▼マスターのコーヒーは変わらないおいしさ

▼看板も今となっては見かけない

▼住人が知らない間に入れ替わっていることもある

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