福袋というけど本当に「福」が入っているのか? 明らかに在庫処分の一環で、あり合わせのモノを袋に詰めたものがある。そんなの福袋じゃねえよ! 本当の福袋は店の採算を度外視して、「今年もよろしくお願いします」という思いのこもったものではないだろうか。
そんな福袋のお手本を見せよう、アジアン雑貨の老舗「元祖仲屋むげん堂」の福袋は良心の塊だ。お店の愛が詰まっている!
・良心の詰まった福袋
むげん堂は昨年12月24日、昨年創業44周年を迎えている。
本日、12/24はむげん堂の創業記念日です✨
おかげさまで44周年!ありがとうございます!!
本日は、お買上げの方に『感謝プレゼント』をたくさんご用意しております☺️
みなさまのご来店、お待ちしてま〜す! pic.twitter.com/MPZ67dYrFg
— 元祖仲屋むげん堂 (@MUGENDO1978) December 24, 2022
私(佐藤)がまだ5歳の頃からお店の歴史が始まり、激しい時代の波を乗り越えて現在に至っている。輸入雑貨のお店であるがゆえに、円安の影響は大きいはず。にも関わらず、今年も福袋の価格は据え置きの2000円のままだ。
今年も無事に購入できた。1年を快く過ごすことができそうだ。さあ、中身を見てみよう。
袋の中には大きなビニール袋。中身を全部ひとまとめに詰めているのが、いつものむげん堂スタイルである。
ビニール袋の中には……、ボストンバッグ! 袋 → 袋 → 袋と来て、ようやく本当の中身に到達できた……。
これが今回の福袋の内容だ。外の袋も合わせて全部で10点。例年通りの品数、物価高にあっても品数を変えないところに、むげん堂の心意気を感じるぞ。
袋を除いた中身は、まず大判のストール2枚。
そしてゾウの布飾り・財布・ポーチ・小銭入れ・ヘアバンド・木の台である。
これは鉢植えとかを置くと良いのかな?
それと、年末年始の買い物で必ずもらえる和紙のカレンダー。これはお店からのサービスである。
アジアン雑貨らしいぬくもりを感じる品々が10点。これだけでも十分にお得なのに、今年も初売り(1月2・3日)の大サービスを実施している。SNSのフォロー画面を提示するか、お店の情報チラシ(501号)についたチケット提示で、50パーセントの金券をバックしてくれるのだ。
毎年思うんだけど、むげん堂はサービスし過ぎだと思う、うん。少しくらい福袋を値上げしても、誰も不満を言わないと思うだけどなあ。でも、そのサービス精神があるからこそ、44年も長きにわたって商売を続けて来られたのかもしれない。
これからも5年、10年、20年とお店が続いてくれることを願っている。むげん堂、サイコーッ!!
・今回訪問した店舗の情報
店名 元祖仲屋むげん堂 参番組
住所 東京都渋谷区宇田川町4-8
時間 11:30~19:45
定休日 なし
参考リンク:Twitter @MUGENDO1978
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24