【体験談】めっちゃ厳しいと噂の『シンガポール』の喫煙事情 / 結局タバコは「日本が1番○○」だった

愛煙家のみなさん、こんにちは、こんばんは。まだまだ紙巻きタバコのP.K.サンジュンです。周りからはちょいちょい「電子タバコにしないの？」と言われますが、普通に紙巻きタバコ売ってますしね。自分がしたくなったらする、ただそれだけの話です。というか、なんでそんなに勧めたいの？

それはさておき、私はつい先日「シンガポール」に遊びに行ってきました。みなさんは「シンガポールのタバコ事情」にどんなイメージがありますか？　なんか「メッチャ厳しい！」って聞きませんか？　私は戦々恐々でシンガポールのチャンギ国際空港に降り立ったのです──。

・めっちゃ厳しいらしい

結構昔から「シンガポールは街中のルールが厳しい国」と耳にします。みなさんも1度くらいは「シンガポールは道にツバを吐いたら罰金」なんて聞いたことがあることでしょう。

1日1箱ペースでタバコを吸う私は「日本より厳しいとか怖すぎる……」と、シンガポール行きが決まった瞬間から震えが止まりませんでした。窮屈なことこの上ない日本（というか都心）よりも厳しいだなんて、もはや “生き地獄” でしかありません。

そうそう、シンガポールはタバコの持ち込みは禁止されています。例えば成田空港の免税品ショップでタバコを買っても、持ち込むことは出来ません。吸う方は向こうでタバコを買ってくださいね。また「電子タバコ」の持ち込みも一切禁止となっているのでご注意を。

・屋内は原則喫煙禁止

で、シンガポールの喫煙事情についてです。まず、飲食店やホテルなどの屋内ではほぼ喫煙禁止。私が宿泊した安ホテルでも、スモーキングルームは設置されていませんでした（ホテルの目の前にあった）。

また、路上でも「No Smoking 2000＄」と表記された看板を多く見かけたので、基本的には歩きタバコはしない方がいいでしょう。2000シンガポールドルって、ざっくり20万円ですから。マリーナベイサンズに宿泊出来ちゃいますから。

だったらシンガポールではどこでタバコが吸えるのでしょう？　正解はゴミ箱、正確には「灰皿一体型のゴミ箱」が設置されている場所でなら喫煙OKです。ご丁寧に「Smoking Area」と表記されているので、安心して一服してください。

んで、実はこの「灰皿一体型のゴミ箱」は、街の至るところ……とまでは言いませんが、かなりの頻度で設置されていました。中には「灰皿無しのゴミ箱」が紛れているので注意が必要ですが「1～2分歩けばまあ見つかる」と思っていいのではないでしょうか。

・日本より全然ある

これは先述したシンガポールの超観光名所「マリーナベイサンズ」でもそうでしたし「マーライオン公園」にも、灰皿付きのゴミ箱が設置されていました。当初の予想とはだいぶ違いましたが、都心でキツキツの喫煙ライフを過ごしている私としては「楽勝すぎる」と感じた次第です。

今年は「アメリカ（シアトル）」「韓国」「台湾」「シンガポール」の4カ国に足を運びましたが、結局のところ「日本が1番タバコが吸いづらい」と思わずにいられません。少なくとも屋外での喫煙場所は、日本がブッチギリで少ない印象です。

嫌煙家の方は「海外と比べると日本はまだ緩い！」なんて仰いますが、私から言わせればとんでもありません。そもそも日本はタバコが吸える場所がほとんど無いんですから。

いや、新宿・渋谷・池袋・秋葉原クラスの大きな駅なら、すぐ近くに喫煙所はあるんですよ。でもそれより駅の規模が小さくなると、いまや喫煙所なんか滅多にないですよね。日本独自のルールがあってもいいとは思いますが「世界基準ではない」と断言できます。

・おもてなし？

たまに街中で観光らしき外国の方が、喫煙禁止の場所でコソッとタバコを吸っているのを見かけるんですが、私としては「そりゃそうだよね」と思っちゃいますよね。だって、見つからないんですもん。ガチで吸える場所が少なすぎるんですもん。

土地勘がある私ですら “灰皿クエスト” は苦労するのに、海外からのお客様にとっては無理ゲーでしかないでしょう。円安の影響でインバウンドの経済効果が期待されていますが、少なくとも日本における街中の喫煙事情については「お・も・て・な・し」の精神とはかけ離れています。

最後になりますが、日本の喫煙所の少なさって異常ですからね？　全ッ然「世界基準」ではないですからね？　めっちゃ厳しいと言われるシンガポールよりも俄然キツい、これは体験に基づいた純然たる事実であります。

執筆：P.K.サンジュン
Photo：RocketNews24.