カフェカブミーティング in 青山への取材で東京にやってきた筆者。愛車のスーパーカブで都内をツーリングしてみようと思ったのだが……ひとつだけ大きな問題にぶち当たった。
それは、駐輪場が少なすぎること。ガチでマジで、バイクってどこに停めたらいいの? あと、あったとしても駐輪代えげつないぐらい高いな!?
そんな悩みを一撃で解決してくれたのが『都内オートバイ駐車場マップ』だ。超優秀アイテムなのだがコレ、無料でもらえる。
大事なことなのでもう一度言おう。都内のバイク駐輪場情報がほぼ全部載ったマップが、無料でもらえるぞ!!!!
・警察署にてゲットできます
まずは簡単にご説明しよう。都内オートバイ駐車場マップは、51㏄以上の二輪向けの時間貸し駐輪場を掲載している。
非売品、つまるところ無料なのだが、どこでもらえるのかというと……
都内(23区)の警察署だ。
署内に「ご自由にどうぞ」という感じでチラシや冊子を置いているコーナーがあったのだが、その中に並んでいた。
警察官にお話を聞いてみたところ、
「毎年春になると新しい冊子ができるのですが、人気が高く欲しがる人も多いんです。1年に1回しか入荷がないため、人がたくさん訪れやすい警察署ではすぐに在庫がなくなるらしいですよ」
ということ。ちなみに交番ではほぼ取扱いがないということで、筆者が知らずに尋ねた時は、マップの存在すら知らないお巡りさんも多いようだった。
稀に駐輪場に近い交番には置かれていることもあるらしいが、はじめから警察署へ行った方が確実にゲットできるだろう。
・新宿の駐輪場を探してみた
せっかく手に入れたのだから、バイクでお出かけしてみようじゃないか! ということで、目的地はロケットニュース編集部だ。
編集部は新宿にある。ぶっちゃけあんな街中にバイク駐輪場があるとは思えないんだけど……とりあえず調べてみよう。
まずは全域マップを開いておおまかなエリアを選ぶ。
8ページを見ればいいみたい
続いて索引図にて新宿を探す。
なるほど、58ページを見ればいいんだなっと。
新宿のページを開くと……結構多いな!!!!
東京都道路整備保全公社管理の(公営)駐輪場が2か所、公社以外が管理している(私営)駐輪場が20カ所あるということ。正直1、2個あればラッキーだと思っていたのに!
料金や住所などの詳細は、一番最後にある一覧ページに載っている。
料金を比較するのが簡単で使いやすいな。Googleマップで調べると、ひとつずつサイトを開いて確認しなきゃいけないのが面倒くさいんだよな。
中でも有難いのが、収容台数と備考まで記載があるということ!
駐輪場によっては排気量の制限があったり、台数が少なすぎてすぐに満車になったりという問題がある。現地へ行く前にわかったらめちゃめちゃに助かる情報なのだ。
・駐輪場を使ってみた
目指す駐輪場が決まったところで、張り切って出発だ!
普段山に囲まれた道ばかり運転している筆者にとって、稀にやってくる都会の道は恐怖でしかない。
歩行者が多い、道がややこしい、そして駐輪場が見つからない。
何重苦!? って感じなのだが、そのうちのひとつが解決しているだけでもこんなに心強いものなんだな。素晴らしく晴れやかな気持ちだ!
マップで調べた通りの場所に駐輪場の入り口を見つけた時は、思わず小さくガッツポーズをした。
キャパシティーに関しても、マップの情報通りにゆったり余裕がある。
唯一料金だけは僅かに違っていたのだが、マップに載っているのが前年12月までの情報だったため。おそらく2023年の新しいマップでは更新されることであろう。
都内オートバイ駐車場マップがバイク乗りの強い味方であるという確証を得た筆者は、そのまま意気揚々とロケニュー編集部へと出勤し……
筆者「羽鳥さん、コレめっちゃ便利なんで差し上げます!」
羽鳥「ありがとう~! 今年のはまだ持ってなかったんだよね。助かる~!!」
どうやら既に都内オートバイ駐車場マップの存在を知ってたみたい。ドヤ顔で渡したから恥ずかしかったけど、喜んでもらったからいいことにしよう!
執筆:高木はるか
Photo:RocketNews24.
▼ここだけの話、最初に目指していた駐輪場は小規模のため満車だった。最初から大きい駐輪場を目指した方が失敗は少なそう
▼自転車用の駐輪場はいっぱいあるんだよな。バイク用のももっと増えたらいいのに~!