全然知らなかったのだが、韓国では “食べられる10ウォン硬貨” が人気らしい。10ウォン硬貨のデザインをそのままお菓子にした「黄金の10ウォンパン」がSNSを中心に大ヒット。勢いそのまま日本に上陸し、最近では新大久保でも食べられると話題になっているそうだ。
そんな大ヒット韓国グルメの日本版が「MEGAドン・キホーテ渋谷店」で2022年9月から販売開始となった。日本版は10円玉をイメージした「10円パン」だという。たまたま近所に用事があったので、ついでにドンキに寄って10円玉を食べてきたぞ!
・10円パン
渋谷のメガドンキ本店1階にオープンした「大王チーズ10円パン」。1つ500円で中身はチーズ一択、券売機で食券を購入するスタイルだ。少し高い気もするが、事情通曰く、本場・慶州の「10ウォンパン」も約300円とのことなので、そこまで高いわけではないという。
そう思うと、本当に5円で買えた「5円チョコ」は優秀だったなァ。そんなことを考えながら、焼いているところを眺めていた。流れとしては、10円の焼き型に生地を流し込んでから四角いチーズをのっけて挟む……もうこの時点で甘い香りが漂っていた。うむ、うまそうだぞ。
ピピピと音が鳴ったら型を開けて10円玉を取り出す。あつあつのパンに割り箸を刺して、紙をくるくるっと巻いたら出来上がりだ。
なるほど完全に……
10円玉である。
色もしっかり10円玉。そういった意味では、10円は5円や100円よりお菓子向きの硬貨だと言える。サイズもデカいしインパクト抜群。手に持ったまま外に出たら、渋谷の街を歩く若者たちにガン見された。
さすが流行の発信地。目立つものを持っていると、なんとなく街を歩く人間から審査されているような気持ちになる。トレンドに敏感な若者たちにチェックされたのだろうか。あるいはオッサンが巨大な10円玉を持ち歩く姿がよほど滑稽に見えたのかもしれない。
・チーズがめっちゃ伸びる
いざ食べてみると、香ばしくパリパリした甘い生地にたっぷり入ったチーズの塩気が絶妙でうまかった。まさに屋台の味。ひとくち噛んだらチーズがびよ〜〜んとめちゃめちゃ伸びる。
トロトロ系ではなく、しっかり伸びる系のチーズだ。SNSで流行りそうな演出。ひょっとすると本場・韓国以上に人気が出る……かもしれない。てか、あらためて見ると10円玉ってかわいいですね。
というわけで “食べられる10円玉” は美味しいし写真映えするし食べ応え抜群……もう少し安かったら完璧だけど、1度買ってみる価値はあり。気になった方は、ぜひ渋谷のメガドンキへ足を運んでみてほしい。
・今回ご紹介した店舗の詳細データ
店名:大王チーズ10円パン
住所:東京都渋谷区宇田川町28-6 MEGAドン・キホーテ渋谷本店1F
時間:11:00〜21:00
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
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