最近外国産の食材を買えるお店が増えている。中国・韓国はもとより、インド・パキスタンの食材も容易に手に入るようになった。
さらには「シディークナショナルマート」では生菓子を販売していたり、新小岩の「劉記 中華面食」は本格的な中華ベーカリーとして営業を行っており、海外の食文化はかなり身近になっている。
トルコの食材もまた購入が可能だ。東京・渋谷のイスラム寺院「東京ジャーミイ」にいけば「ハラールマーケット」でハラール食材を買うことができる。そこで見知らぬ缶詰を買ったら、新しい味の世界を知ることとなった。
・未知の缶詰
東京ジャーミイは日本最大のオスマン式のイスラム寺院(モスク)である。施設内にハラール食材を扱うマーケットを併設しており、食材を買うことができる。ちなみに新大久保などのハラール食材はインド・パキスタン産のものが多いのに対して、ここはトルコの食材も販売しているのだ。
菓子や調味料、冷凍食品やチーズなどがあるなかで、初訪問の私(佐藤)が購入したのは、「ぶどうの葉包みごはん」(税別400円)、「ピーマンのご飯詰め」(税別390円)、「なすの詰めピラフ」(税別390円)の3種の缶詰だ。
全部ご飯なんだけど、缶詰の中にどんな風にご飯が入っているのか気になって、この3つにしました。
・ぶどうの葉包みご飯
さっそく中身を見てみよう。まずはぶどうの葉包みご飯をパッカン!
ムム! これがぶどうの葉? この葉っぱの中にご飯が入っているんだな。酢のような匂いがほんのりとしているな。
3本取り出してみた。ぶどうの葉っぱを見るのは初めてかも。これはいわば「トルコ版桜餅」みたいなもんかなあ。
半分にするとたしかにご飯が入っている。食べると、これが意外とイケる! 酸味が効いてて米のサラダみたいな感じかな。かすかにぶどうの果実味もあって美味しいぞ。
・ピーマンのご飯詰め
次はピーマンのご飯詰め。中はこうなってます。ピーマンは色が抜けてちょっと茶色っぽくなってるね。
ピーマンがクタクタにもろくなっていて上手く取り出すことができなかった。皿に出すと肉詰めみたいに見えるけど、これはたしかにご飯です。
食感も肉詰めに近い。味はトマトペーストの酸味とピーマンの苦味が印象的だ。塩や醤油で味を引き締めてやると、もっと美味しくなるかも。
・なすの詰めピラフ
そして最後はなすの詰めピラフ、中はこうです。小ぶりのなすが4つギュウギュウに詰まっている。
なすは崩すことなく皿に取り出すことができたぞ。
断面を見るとこれも肉詰めみたいに見えるね。ピーマンと同じくトマトペーストの味がしっかり効いている。味はやや薄目なので、これも塩を振りかけたい衝動に駆られる。
3つの中でぶどうの葉包みが1番気に入ったかな。そのまま食べても良いけど、サラダに盛り合わせても良いかもね。朝食にパンの付け合わせにしても美味しく食べられそうだ。
なお、これらの商品はハラールマーケットのオンラインショップでも購入可能なので、そちらもチェックして欲しい。
・今回訪問した店舗の情報
店名 ハラールマーケット
住所 東京都渋谷区大山町1-19 東京ジャーミイ・トルコ文化センター1階
時間 10;00~19:00
参考リンク:東京ジャーミイ・トルコ文化センター、ハラールマーケットオンラインショップ
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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