缶詰は「ヒミツの宝箱」であると、私(佐藤)は考えている。フタを開けてみるまでどんな風に中身が入っているかわからない。そして食べてみるまで味もわからない。開けるその瞬間のドキドキがたまらないのである。

そんな私は最近ドキドキの詰まった缶詰に遭遇した。その商品とは「だしまき缶詰」(税込550円)である。缶の中にどんな形でだしまきが入っているのか?

フタを開けてびっくり! そんな風に入れたのか!? そして食べてさらにびっくりした!!

・たこやき缶詰の仲間

この缶詰は東京・井の頭公園の「パンの缶詰」と書かれた自販機で購入したものだ。いなごや蜂の子といった変わり種食材と並んで、だしまきを発見した。どんな風に缶に詰めたのだろうか……。


ちなみにだしまきの隣にはたこやき缶詰もある。調べたところ、この商品は「mr.kanso」のグループ会社が販売しているものだ。mr.kansoはたこやき缶詰で知られる缶詰バーである。つまりたこやき缶詰とだしまき缶詰は兄弟商品と言っていいだろう。


・中にヒミツ……

買って帰って商品を確かめてみたところ「名称:だし巻き卵」とある。やっぱりこの中に巻いた卵が入っている訳だな。中はどうなってんのかな?


さっそく開けてみよう。プルタブを引いてパッカン!


おお! かまぼこ型のだしまきが2つ、キッチリと収まっている。ビッチリと隙間なく入っている。スゴイ!!


ところがコレで終わりじゃなかった!


だしまきを引っ張りだしてみると……



さらにもう2つ入ってた! まさかの2段重ねッ!!


この小さな缶に4切れもだしまきを詰め込んでしまうとは!?


薄焼きの卵をしっかり巻いてあって出汁をたっぷり含んでいる。出汁があふれ出てウマそうだな。

ちなみにメーカーの商品説明を見ると、だしまきを1つ1つ手詰めで缶詰にしているのだとか。卵を傷つけずに缶に詰め込む驚くべき技術、スゴイとしか言いようがない。


食べると中から出汁がジュワ―っとしみ出してくる。使っているのは京風出汁、上品で繊細な味わいである。和食専門店や料亭を彷彿(ほうふつ)とさせるクオリティだ。とても550円の缶詰とは思えない質の高さを感じる


最近はキャンプブームで保存食の進化が目覚ましい。新しいブランドや新商品が続々と誕生し、商品の数も劇的に増えている。フタを開けるまで中身がわからない、ヒミツの宝箱を開ける楽しみがますます増えそうだ

参考リンク:CB・HAND
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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