日本でも屈指の外食チェーン「ロイヤルホールディングス」は、ロイヤルホスト・てんや・シズラー・シェーキーズなど、さまざまな業態を展開している。その上位とも呼べるブランド「ロイヤルガーデンカフェ」を知っているだろうか?

ここは店構えも料理も、そして価格もひと味違う。利用してみたらハイレベルのサービスに夢心地! ……だったのだが、帰り際に夢からさめてしまった……。

・ロイホの上位ブランド

訪ねたのは東京・外苑前の青山店である。このお店はロイヤルガーデンカフェの1号店として2008年に誕生した。カフェとレストランの両方の側面を持ち、なおかつ店内ベーカリーで自家製パンも焼いている。


建物の外観からすでにファミレス感ゼロ、ほのかにセレブな雰囲気が漂っている。


メニューを見ると価格もファビュラス! 平日ランチのメインディッシュセット「国産牛フィレ肉のポアレ ポテトのパンケーキを添えて」が税別で2873円だ! う~ん、軽くメシ食う場所ではないかなあ。


昼からフィレ肉は食えないので今回はサラダセット「海老のスパイシーグリルとコリンキーとミモレットチーズ」(税別1436円)と、食後に「ビーツのガトーショコラ ピスタチオアイス添え」(税別909円)を注文した。


・ハイレベルな料理

まずはじめに出て来たのが自家製フォカッチャとオリーブオイル


ここロイホの仲間だよね? パンにはバターかジャムが当たり前の生活をしていると、オリーブオイルに一瞬戸惑う。


続いてスープ。野菜のクリームスープは温かくてほんのりと甘い。冷たい風が吹く今の時季には心まで癒してくれる美味しさだ。


そしてメインのサラダ登場。ファミレスのサラダをあえて “草”に例えるなら、 これは “森” 。野菜の量も種類も森のようだな。


生野菜をドレッシングで和えただけのサラダではなく、ニンジンやコリンキー(サラダかぼちゃ)は軽くグリルしてあって、サラダでさえひと手間かけている。驚きを通り越して、感動をおぼえるレベルだ。


・夢からさめて……

お待ちかねの食後のデザートタイム! ビーツのガトーショコラは「エレガント」としか言いようがない。素焼きのビーツが立っている! ちょっとカッコイイな!!


ショコラは濃厚なのに甘すぎず、ほのかな苦味のある大人の味わい。ホットコーヒーと相性が良くて食事のシメにふさわしいスイーツだ。


ピスタチオのアイスも味が濃く、散りばめられたピスタチオのカリっとしたアクセントが楽しい。


料理は全般的に本格的で店の居心地は良く、スタッフのホスピタリティも高い。夢のようなランチタイムを過ごすことができて大満足だ!


しかし席を立って会計へと向かう途中で

その夢心地から一気にさめてしまった


なぜならそこには……


ロイヤルデリの冷凍庫……


これスーパーマーケットにもあるヤツだよね? ここだけスーパーの一角みたい。そうだ! ここはロイホの仲間だったんだ。そのことを思い出したよ……。

きっと私(佐藤)が普段良い店に行かないから、ここに来て浮かれてしまっていたんだろうなあ。でも、せめてあのカタカナ表記をアルファベットにしてもらえると、少しだけ夢心地が長く持続するかも……。


とにかく、ロイヤルガーデンカフェはグループの中でも別格なので、いまだ利用したことがないという人は1度利用してみてはいかがだろうか。

・今回訪問した店舗の情報

店名 ロイヤルガーデンカフェ 青山
住所 東京都港区北青山2-1-19
時間 11:00~21:00 土日祝9:00~21:00(短縮営業中)
※営業時間は新型コロナウイルスの感染状況によって変更される可能性が高いので、お店を訪れる前に公式サイトで確認を!

参考リンク:ロイヤルガーデンカフェ
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24