個人的な話で恐縮だが、定期的にアイスの実ブームが巻き起こる。あの食感と味、程良い粒の大きさと、クセにならない? ここ最近も再びハマり、繰り返し食べている。

そんな記者に、アイスの実新味の情報が飛び込んできた。あの老舗料亭 “吉兆” の総料理長監修のもと、国産野菜を100%使用したアイスの実が爆誕したらしい。これは、さっそく食べてみるっきゃないね! 


・新味は紅はるかを使用した「さつまいも」

アイスの実<国産野菜シリーズ>は、過去にも一部のコンビニエンスストアやオンライン限定で販売されたことがある。その人気を受けて2021年は10月18日より、全国のコンビニや一部スーパーなど販路を拡大。

味は「とうもろこし・かぼちゃ・さつまいも(いずれも12個入)」の3種で、記者はコンビニにて税込216円で購入した。繰り返しになるが、いずれも国産野菜が100%使用されているところが嬉しいではないか。

中でも注目株は「さつまいも」である。こちら、同シリーズ史上はじめての味とのことで、鹿児島県・茨城県産紅はるかを使用しているのだ。そんなの……絶対美味しいじゃん! 


・はじめての感覚、かもしれない

期待に胸を膨らませ、開封の儀(ぎ)へと移る。さつまいもは薄い黄土色、かぼちゃは濃い黄色、とうもろこしは薄い黄色だ。


口に入れると、いつもの食感。まわりはパリッと、中はしっとり柔らかいながらも少しシャリっとしている。美味しい……のだが、一瞬「これはなに味だ?」と考えてしまった。


素材の主張が抑え目な、優し~い風味なのだ。さすがは京都の老舗料亭、吉兆の総料理長監修。お上品な味わいである。


食感などは、確かにアイスの実との親和性も高い。がしかし、この適切な言葉が見つからない感じは何だろう。冷製スープで、近い味は口にしたことがあるがどこか違う。

甘みもあり野菜のコクもあるのだが、そもそもの野菜のポテンシャルが高すぎたのかもしれない。加えて香料・着色料・人工甘味料は一切使用しておらず、代わりに国産きび砂糖を使用。


つまりはほぼ野菜の旨味でのみ勝負しているが故の、サッパリさと甘みが前面に出ているのだ。いやはやどうして、困ったことにいまいち適切な言葉が見つからない。

筆舌に尽くしがたいほど、はじめての感覚と味だった……ということなのかもしれないな。いずれにせよ、アイスの実史上革新的な商品と言えるだろう。


こんなアイスの実の形があったなんて、ちょっとした衝撃だ。良い意味で裏切られた<国産野菜シリーズ>は、数量限定販売となっている。記者も最低もう一度は口にして、この新しいアイスの実の味を記憶したいと思う。

参考リンク:アイスの実<国産野菜シリーズ>京都吉兆の贈りもの
執筆:K.Masami
Photo:Rocketnews24.

▼国産野菜100%使用のアイスの実

▼とうもろこしに

▼かぼちゃに

▼さつまいも

▼人気のようで、売り切れている店舗もそこそこあり。記者も探し回りました