最近、母のガラケーをスマホ(iPhone)にした。スマホのほうが何かと便利だし、ガラケー+家のWi-Fi(PC)の併用よりも料金的に安く上がる。もちろん使いこなせるかの心配もあったが、半ば強制的にスマホ化した。
結果、不安は杞憂に終わり、実に楽しくスマホライフを満喫している様子。ふと気がついたら、テザリングはもちろん、メルカリで自ら出品することまで覚えていた。
しかし、たびたび「スマホがおかしくなった」的な事態になり、息子の私がLINE等で遠隔的にテクニカルサポートをすることになるのだが、“最初にコレを教えておけばよかった……” と思うこともしばしば。たとえば次の7項目だ。
その1:本体のボタンまわりの名称や位置
iPhoneだったら「ホームボタン」「電源ボタン」「音量ボタン」「サイレントスイッチ」。このあたりの名称ならびに位置などは最初の時点で徹底的に教えておかないと、遠隔サポート時に絶望的な事態となる。絶対に覚えてもらおう。
その2:アプリ終了のやりかた
スマホがおかしくなる原因のひとつに「アプリ立ち上げすぎ」というものがある。それを防ぐべくアプリの終了方法を教えておかないと、すべてのアプリが立ち上げられっぱなしになるおそれもある。忘れずに教えておこう。
その3:再起動のやりかた
何かスマホにトラブルがあったとき、再起動(電源オフ → オン)したら直ることが実に多い。また、コンサートや映画館等で「電源オフ」しなければならない場面もある。ゆえに電源オフ&オンは絶対にマスターしてもらう必要がある。
その4:スマホ的な言葉の表現
アプリを「開く」や「落とす」など、なにげに独特なIT表現も最初に教えておいた方が良い。我々のようなスマホ熟練者が自然と使う表現も、スマホ初心者にとっては意味不明な言葉に映る。難解な横文字のカタカナも同様だ。
その5:LINEと、LINE以外の連絡(DM)手段
今の時代、老若男女LINEが必須。ということでLINEをマスターさせるのは必須なのだが、それ以外の連絡(DM)手段も絶対にマスターさせておくこと。なぜならば、「LINEが壊れた」となったら一巻の終わりだからだ。
その6:スクリーンショットのやりかた
何かトラブルが発生したとき、相手から言葉で説明されても意味がわからないことが非常に多い。そんな時、スクリーンショットで画面を撮影して送ってもらえたら状況が把握しやすい。あわせて画像送信を覚えてもらうことも必須である。
その7:画面録画のやりかた
上記のスクショに加えて、画面を動画で撮影する「画面録画」もマスターしてくれたら鬼に金棒。どんな状況になっているのか より把握しやすくなるので、解決しやすくなることだろう。でも贅沢は言わず、とりあえずはスクショでOK。
とりあえず思いつくのは以上の7項目。これらさえマスターしてもらえたら、大抵のトラブルは遠隔的であっても解決することができるだろう。これから親御さんのケータイをスマホにする人たちは、ぜひとも参考にしてほしい。健闘を祈る。
執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24