「びっくりドンキー」にて、2021年8月25日からマロンデザート4種の提供が始まった。毎年秋限定で販売しているものということだが、そういえば一度も食べたことが無い。と言うか、ドンキ―と言えばハンバーグというイメージしかない。
スイーツ系を意識したこと自体がそもそも無かったように思う。しかしHPでメニューを見てみると、値段的にもビジュアル的にも良さげな雰囲気を感じる。ということで食べてみることに。
・4種
マロンスイーツ4種の内訳は、「びっくり! ジョッキパフェ(税込み1210円)」、「モンブランパフェ(税込み550円)」、「マロンの塩キャラメルパフェ(税込み440円)」、そして「シルキーソフトケーキ(税込み550円)」。
全て食べるのは量的に厳しいので、今回はモンブランパフェを除く3種を食べてみることに。理由は、ジョッキパフェがモンブランパフェのデカい版みたいな雰囲気だったから。
オーダーから少しして届いたのがこちら。
・ちょうどいい
まずは最もオーソドックスな感じがする「マロンの塩キャラメルパフェ(税込み440円)」からいってみよう。
量的にはそこまでではないが、お値段も手ごろ。これならハンバーグなどをたっぷり食べた後でもちょうどいい感じに楽しめるだろう。上に栗が3つとソフトクリームが乗っている。
ソフトクリームと混ざり合ってビジュアル的にわかりづらくなっているが、上からビターなキャラメルソースがかかっており、それによってソフトクリームの味が塩気の効いたキャラメル風味に感じられるのがウマい。
底の部分には紅茶味のゼリーが入っているのだが、これが非常にテクい。もしこのゼリーがコーヒーやマロン味だったら、それはそれで美味いとは思うが、しかし味の多様性は損なわれていただろう。紅茶味を選んだそのセンスが素晴らしいと思う。
・軽め
個人的に、食後には塩キャラメルパフェくらいがベストだと思うが、中にはもう少し軽めのものが良いという方もいるかもしれない。そういう方にお勧めなのが「シルキーソフトケーキ(税込み550円)」だ。
マロン感はぶっちゃけそこまで無いというか、皿に乗っている3個の栗くらいなものだが、強めに塩気が効いた塩キャラメルクリームと栗の相性はとてもいい。それだけだとややしょっぱく感じられるが、そこは横のホイップクリームで上手く調節されている。
シフォンはフワフワで、全体的な味わいのバランスは良好だ。見た目から感じるボリュームは塩キャラメルパフェよりも少しありそうに思えるかもしれないが、実際に食べて感じられる分量は一番少なめ。メインの食事の後にそこまでお腹に余裕が無ければこれだろう。
・最強
最後は「びっくり! ジョッキパフェ」。うるせぇ! いいからデカいパフェを食わせろ!! という方はこれ一択。スマホや他のパフェと比べてのこのサイズ感。見るからに体積がヤバい。
ビールジョッキ的なグラスにぎっしりとクリームやらシフォン生地、紅茶ゼリーが詰め込まれている。トップには栗が4つと、他に白玉も。ちなみに栗は下の方の層にも入っていた。
一番上には単体としても戦えそうな、シフォン生地付きのモンブランケーキが乗っている。そのクリームの内側にはメレンゲが仕込まれており、マジにモンブランケーキだ。
モンブランケーキの下にはバニラアイスの層が続き、その下には紅茶ゼリー。そしてサクサクのパフの層が続く。ところどころに小さくカットされたシフォン生地が仕込まれているのも面白い。
ぶっちゃけ、他3種のマロンスイーツを構成する全ての要素が、このジョッキパフェの中にブチ込まれている感じ。こいつを食べておけば、ドンキーのマロンスイーツは全制覇したと言っても過言では無い気がする。
お値段が税込み1210円と、ハンバーグやステーキなどのメインディッシュに匹敵する価格帯だが、それに見合うクオリティとボリュームを備えているぞ! かなりの分量にもかかわらず最後まで飽きることなく食べられるし、とてもウマい。
ぶっちゃけ、これを食べると他の料理はなかなか入らないかもしれない。理由は言うまでもないと思うが、ボリュームがガチだからだ。ライスと肉を食べた後にこのパフェはハードルが高いと思われる。
したがってジョッキパフェを食べる場合は、胃袋の容量的にこれだけしか食べられないという状況になりそうだが……全然アリだ。美味くてデカいパフェでお腹いっぱいになるというのは、ストレスに満ちた現代社会において必要なこと。そうだろう? 「びっくり! ジョッキパフェ」に隙きは無い。
というわけで、びっくりドンキーのスイーツ。ドンキーと言えばハンバーグの印象が強く、スイーツ系メニューを意識したことは終ぞなかったが、実際に食べてみたらかなりクオリティが高かった。なお、今回紹介したマロンデザートは11月24日までの期間限定とのこと。是非食べてみてくれ!