突然だが、『パキッテ』をご存じだろうか?

なにそれ? と思った方も説明を聞けばわかるはず。真ん中でパキっと折るとジャムとマーガリンが出てくることでお馴染みの片手で使えるポーション容器。きっとどこかで見たことがあるんじゃないだろうか?

ジャムやケチャップに使われるがイメージが強いパキッテだが、キューピーの業務用ブランド『ほしえぬ』より、なんとパスタソースが入ったものが販売されていると聞き購入してみたぞ!

・「パキッ」って感覚が気持ちいい!

今回購入したのは『ほしえぬ パスタソースたらこ』

開封してみると、穴の開いた箱の中にパキッテが8個入っている。ティッシュのようにひとつずつ取り出せる仕組みだ。


とりあえず、まずはひとつ使ってみよう。ご飯の上に、

「パキッ!」

そうそう、思い出した。この感覚が気持ちいいんだよね。ぐにゅぐにゅっと手を汚すことなく最後までたらこソースを絞り出すことができた。シンプルながらも機能的なのが嬉しい。


ポテトにもかけてみる。

パキッ!


全体にまぶせば、あっというまに明太ポテトサラダの出来上がり。

うんうん、どちらも旨い。……食べているうちに気が付いた。このソース、常温保存で小分け、そして手を絶対に汚さない。

持ち歩きにめっちゃ便利じゃない? つまり──


アウトドアとの相性がいいんじゃないだろうか?


・アウトドアでたらこを食べよう

ということで外にやってきた。先にお伝えしておくと、パキッテたらこソースはアウトドアにピッタリだった。

今回は3つの炭水化物と合わせて食べてみたので、その結果をランキング形式でお伝えしたい。


3位:トースト

フランスパンの上に塗って焼くだけ。


工程はとにかくシンプル。こうやって焼いていく作業もアウトドアの楽しさだよね。


お味の方は、焚き火の上で焼くことでカリカリで香ばしくなったパンとたらこ、当然のことながら美味しい! が、あっさりしたソースのためなんだか物足りない。物足りなさからたくさん塗ると、今度は塩辛くなってしまう。

油分があれば化けると思うので、クーラーボックスをお持ちの方はバターやマーガリンと組み合わせて食べてみてほしい。


2位:焼きジャガイモ

先ほどパンを焼いていたすぐ下、実は焚き火の中でジャガイモを焼いておいた。


開けるとこんな感じ。

ホックリ!


ジャガイモにも


たっぷりかける!


ホックホクのイモとたらこに噛り付けば、もちろん相性最高である! 先ほどのパンの時には塩辛く感じてしまったが、ジャガイモはむしろ丁度良い塩加減。

喉が渇くのが玉に瑕(きず)だが、お手軽さと美味しさのバランスがかなり良い一品であった。

ちなみに芋類を美味しく焼く秘訣は、濡れたキッチンペーパーアルミホイルで包み、焚き火が燃えた後の熾火(炎が上がらない、薪が真っ赤になっている状態)の中でゆっくり20分ほど焼くことだ。

サツマイモにも共通している焼き方なので、秋に焼き芋をする際はこの焼き方を試してほしい。


1位:リゾット風ご飯
一番美味しかったのは、ちょっとだけ手間をかけて作ってみたたらこチーズリゾット風のご飯である! といってもかなり簡単なので是非作ってみてほしい。たらこソースの美味しさを最大限に活かせた自信のある一品だ。

まずは茶碗1杯分のご飯と水100㏄程度を入れ、その上にベビーチーズを一つ載せる。


温まってきたら、ご飯を崩しながらたらこソースをかけ、まんべんなく混ぜる。


あっという間に出来上がりだ!


クリーミーなチーズがたらこの旨味と絡み合い、マイルドで濃厚な味に仕上がっている。量の割に満腹感が大きいのも特徴。このままレストランで出してもいいと思えるぐらいの完成度が高いご飯が出来上がってしまった!!

追いたらこをしても最高だぞ!


今回は3品挑戦してみたが、手を汚さず、常温で持ち歩ける『ほしえぬ パスタソースたらこ』はまだまだアウトドアで活躍できる予感がしている。

たらこの可能性は無限大! たっぷり8個入りなので、思う存分作れるぞ!


参考リンク:キューピー 業務用パスタソース
執筆:高木はるか
Photo:RocketNews24.