ロケットニュース24

質問「友人の息子が “ひきこもりのニート” で困っています。マサイ式の解決方法はありますか?」に対するマサイ戦士の答え / マサイ通信:第492回

2021年7月30日

スパ! ルカだ。マサイ族の戦士ルカだ。さっそくだが、リクエストボックスに届いた質問を紹介しよう。「みおひ」さんからの質問で……


「友人の息子さんが学校を卒業後ずっと何年も働いていません。病気でもないようです。毎日お昼過ぎに起きて、夜遅くまでゲームをする生活です。友人は困り果てています。

マサイ族の中にも働いていない人っていますか? マサイ族的解決方法はありますか?」


──なるほど。かなりシリアスな質問だな。それを日本では「ひきこもり」の「ニート」であると呼ぶらしいな。よし答えよう。まず……

マサイ族の中に “ひきこもりのニート” は、いない。いるかもしれんが、少なくともオレは出会ったことがない。よって、オレからの返答はすべて体験ではなく想像になるが、こうしてみてはどうだろう?


・案その1「年長者説得作戦」

おじいちゃんやおばあちゃん、あるいは近所の人でもOKなので、年長者の方に「仕事に行かなくてはならないよ」と優しく説得してもらう……みたいな。


マサイの世界では年長者の言うことが絶対だ。それゆえ、毎度おなじみの答えになってしまうのだが、最もマサイ的な解決方法は「年長者に説得してもらう」が正解となる。

でも、そこは日本。マサイの世界ではない。となると当然、年長者の言うことを聞かない若者も出てくるだろう。そこでオレは脳内シミュレートしてみた。もしも年長者の言うことを無視したら? 次の手はこうだ。


・案その2「抱き寄せ作戦」

オレがその息子を説得しに行くが、ガツーンと怒るのではなく、そっと彼を胸に抱き寄せる。そして優しく「働かなきゃだめだぞ……」と問いかける──みたいな。


きっと彼は、どこからしら心を閉ざしている。スパルタ式にガツンと言っても逆効果。優しく、優しく、「オレは君の仲間だよ」とわからせながら、ゆっくりゆっくりと説得するんだ。もしもそれでもダメだったら?


・案その3「問答無用のパワープレイ」

彼の両親に「パワープレイしても良い?」と聞いて、OKの許可を得たら、力尽くで強引に家からひっぺがす。もしも彼が反抗してきたら、それ相当の返しをしつつ、有無を言わせず働かせる……だな。


最後は厳しくなっちまったけど、人生の先輩である年上の方々、ならびに世の中をナメているから つけ上がる。優しく言われるうちが華であることを思い知らせておくのも ひとつの手だ。つまり、彼にこの記事を見せると良い。ナメてたら、最後は怖いことが起きるぞ……ってな。オレセリ!


執筆:ルカ(マサイ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

▼なんか質問あったらリクエストボックスから気軽に送ってきてくれよな!

モバイルバージョンを終了