外を歩けばじっとりとした汗。蒸し蒸しとした暑さと照りつける太陽には夏を感じる。そんな2021年7月7日、スシローで開始されたキャンペーンが「とことん北海道市」だ。

名前だけで涼しそう。さらに言うなら普通に美味しそう。というわけで、吸い込まれるようにスシローに入った。そして、吸い込むように「とことん北海道市」のメニューを全部食べたところ、めちゃくちゃコスパの良いメニューがあった。え? これホントに100円で良いの?

・値段を2度見

私(中澤)がそう感じたのは、『ちか天ぷら』である。寿司より少し高めのサイドメニューであるにもかかわらず100円(都市型店舗は20円プラス)。じゃあ、量がちょっとしかないのかと思って注文してみると……


盛り盛りである

魚介類の天ぷらで100円なだけでも安いのにちゃんとガッツリしているのだ。念のため、タッチパネルをもう一度確認したが、値段を見間違えてはいない。

・ちか とは

ちなみに、「ちか」は北海道では一般的な魚のようだ。海水魚とのことだが、食べてみると、身は淡水魚のようにあっさりしている。噛むとサクサクの衣とふっくらした身の食感のコントラストがあり非常に塩に合う味。

寿司の箸休めとしてもぴったりで、キャンペーンの終わる7月18日までフライドポテトやかぼちゃの天ぷらのポジションを奪いそうなコスパである。「とことん北海道市」が終わってからも展開して欲しいくらいだ。

・寿司メニュー

なお、寿司においてもそう思ったものがいくつかある。まず、今回のキャンペーンで味的にNo.1だと思ったのが、『ごま油香る炙りたらこ(100円)』だ。北海道オーラは生ほたて(300円)などには劣るものの、マジでごま油が濃厚で たらこ とのコンビネーションが抜群。100円皿なのはコスパが良い。

続いて、「真ふぐ食べ比べ(150円)」。とらふぐより安い真ふぐとは言え、2貫で150円と、真いかと同価格なのは見どころかと思う。身も厚めでプリッとした食感が白身魚として普通にウマイ。

・祭りの後

スイーツとラーメンを抜いても数多くのメニューが展開されている「とことん北海道市」。季節柄か、タコ、イカ、貝のメニューが厚めだが、全部食べた結果、予想を超えてきたのは上記の3メニューであった。あとのメニューは好みかなあと。

全体的には、創業祭が終わってちょっとひと息な雰囲気も感じる本キャンペーン。しかしながら、よく見ると『ちか天ぷら』のように後世に残したい高コスパ皿がぶち込まれている辺り、やはりスシローは侮れない。雰囲気ではなく事実としてのコスパの良さ。今後もそんなスシローを見守り続けたい。

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

▼特選白老牛にぎり 300円(都市型店舗は20円プラス)

▼北海道産生ほたて 300円

▼極上数の子 150円

▼羅臼産真いか 150円

▼羅臼産真いか北海道産山ワサビのせ 150円

▼天然つぶ貝 150円

▼十勝豚丼風にぎり 100円

▼天然つぶ貝わさび軍艦 100円

▼生たこ 100円

▼北海道産生たこ山わさびのせ 100円

▼真いか生姜軍艦 100円

▼さめがれいえんがわのせ 150円

▼いか涙巻き 100円